【本】そろそろ「わたし」でいきていく
今日は本の紹介です。
仕事では人の紹介って、「よっぽど」じゃないとしません。下手な人を紹介したらこちらの信用問題にもかかわりますし、何よりお相手に迷惑がかかります。親しい方からの「この件で誰かいい人いない?」だったりすると、いつも以上にこちらも慎重になります。
とはいえ、本の紹介はもっと気楽です。が、この記事は僕のnoteにおける本の紹介の1発目。ならば答えは当然、「とっておき」を紹介するしかないじゃないですか。それがこの本、“そろそろ「わたし」でいきていく”です。
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で、僕には「この人に会ってなかったら人生ドボンだったな」という恩人が何人かいまして、その方たちには毎晩、足を向けて寝られません。(どこの方角にいるのかわかりませんが…)その1人がこの本の著者、城ノ石ゆかりさんです。
踏んでるの、ブレーキですよ
本来は「ゆかり先生」なんですが、敬愛の意味を込め、普段は「ゆかりさん」と呼ばせていただいています。その「ゆかりさん」に、いつだったでしょう?もう6年ほど前だったでしょうか?こんなひと言をいただいたことがあります。
唐木くんが好きなストーリーは苦難の末の成功物語。おお…じゃあ、苦労しないといけないんだね。
これは参加した講座の後、たまたま質問できる機会があったんですが、その時にいただいた言葉なんですね。そのときは確か、「自分の好きな物語に共通することは何だろう?」という話になって、僕は「苦難の末のV字回復系成功物語」だったんですね。(ホントはずかしい)
と、いうことは、ですよ。僕の場合、成功と苦労をワンセットでとらえているわけですから、必ず苦労しなければいけないことになる。この思い込みを無意識で持っていると、どうなるか?そりゃ、わざと苦労する方に迂回することになります。ここ、伝わりますか?
何かを成し得るには、苦労苦難のチェックポイントを通過しなければならない。
そんなことを「無意識に」握りしめていたら、仕事だけじゃなくって、人間関係でもお金でも健康でも恋愛でも何でも、本来、目的には不要な苦労苦難までつかんでしまう。こりゃおかしな話ですよね。
当の本人はアクセルを踏んでいるつもりなのに、傍から見たらブレーキベタ踏みなんて奇妙な状況になるのです。
人間、誰しも他人のことほどよく見えますから、他人がブレーキベタ踏みなら「それ、ブレーキなんですが…」って言えますけど、自分がその状態なら気づかないし、他人から指摘されてもで気づかない。そんなもんです。
当てはまる数は伸びしろ
そんな感じで、「無意識に握りしめているもの」って、いろんなところにたくさん潜んでいます。さきほどお伝えした通り、仕事、人間関係、お金、健康、恋愛…などなど、いろんなところに、そのタネ、いや「地雷」が埋まっていて、それがきっと「生きづらさそのもの」なのかもしれませんね。
“そろそろ「わたし」でいきていく”は、
自意識
人間関係
生活
お金
美と健康
恋愛
といった分野の「よくある場面」に潜む未処理の感情を紐解いていきます。項目をみてもらうと、一見、結構女性向けの内容が多いので、女性には特によさそうです。が、僕みたいなオッサンでも線をひくところがめちゃめちゃ多く…
「あれもこれも当てはまる…。」
読んで→止まって→線をひき→メモして→メモと対話した内容をメモして→また読んで…のループなので、全然読み進められない…。
もちろん、頭っから読まなくてもよくて、気になったところから読んでいってもすごく発見がありますよ。「これ、あるなぁ」とご自身に当てはめることが多ければ、その数だけ伸びしろがあるということ。
昔の僕みたいに、成功と苦労をワンセットにしている人もそうだし、仕事や人間関係などなど、日常の場面での不具合、何かしらの「生きづらさ」を感じている人にはぜひ読んでいただきたい1冊。
62項目もありますから、あなたにも当てはまるものはきっといくつもあるはず。僕なんてあてはまりすぎてまだ37項目目なんですから…。