上達が「身を助ける一芸になる目安」
僕はよく、「成長や上達のコツについて」考える事があります。なぜなら、僕自身が成長を志向しながらも、不器用で覚えが悪いから。何をするにしてもスピードは遅いし、なかなか上達せず、結果を出すにも時間がかかるからです。
で、先日の記事でも少し書いたことですが、何事も手を動かしながら身につけていくこと。これはやっぱり大事。ウチの下の子を見ているとそう思います。だって、その方が上達や覚えがはやいから。
手を動かして、失敗というフィードバックを得て、振り返りながら軌道修正していく。行動を優先することで、インプットとアウトプットのサイクルがはやくできるから、上達がはやいんでしょうね。
もちろん、リサーチなど事前準備も必要ですが、この辺は「ご自身のタイプによる」かなと。
石橋を叩きすぎるタイプの人は、手を動かしながら身につけていくことを優先する。すぐに手をつけちゃう人は、事前のリサーチをいつもより厚めにしてみること。そうやって自分の「いい塩梅」を見つけていくことが、ご自身にあった上達や成長の「コツを見つけるコツ」かと思います。
ただ、両方のタイプに共通して必要なことがあって、それは「好奇心」。周りの優秀なコンサルを見ていると、これは痛切に感じるんですよね。
何か気になることがあれば、その場ですぐに調べる。ググったり、周りや詳しい人に聞いてみたり。調べたことをその場で口に出してみたり、そこからフィードバックを得たりする。そのサイクル、インプットとアウトプットのサイクルがはやいから、詳しくなるのもはやいし、知識も深くなるんですよね。
好奇心をベースに持ち、手を動かすのを優先するか、リサーチなどの準備を厚めにとってみるかは、ご自身のタイプを理解して「いい塩梅」を見つけること。いい塩梅で、インプットとアウトプットのサイクルをまわすこと。
その上で、次の程度を目安にするとよいと思います。
ここまでやれば、上達したと言える。
ここまでやれば、詳しくなったと言える。
そのひとつの目安、目標地点のことです。
それは、
「そのテーマで本を1冊書けるほど詳しくなりなさい」
というもの。
これは、僕が新入社員の時に上司に言われた言葉で、いまだによく覚えています。1冊本を書けるということは、その分野について熱量を持ち、かつ、わかりやすく伝えられるということ。
もちろん、「何事も本を1冊書けるほど詳しくならなければならない」わけではありません。あくまで、ひとつの目安です。ですが、周りの一芸に秀でている人をみると、やはりこの目安は適していると思うんですよね。
その一芸が、仕事になっていますから。
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