職場では重大なことほど隠される!?
一言でいうと
率直な人でも、ある不安があると社内で意見を言わなくなる
活用シーン
組織マネジメント、心理的安全性
内容
コーネル大学ジム・デタートとともに行った職場における発言と沈黙についての研究。
職場で率直に意見を言うことは大半の人が思うより少ない。
取材によると、およそすべての幹部やマネジャーが
「仕事関連の大きな問題になりそうなことはハッキリ言わない」
と答えた。
その理由は、ピラミッド型組織において自分の上にいる人を怒らせてしまう不安が広がっている。
『チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ 』
エイミー・C・エドモンドソン (著)
自分の上司を怒らせる不安を避けようとする。
このことはつまり、「自分の社内での立場」を維持したいという欲求と紐づいていると思います。社内での評価の下落は、自分の進退問題に結びつき、それは行きつくところ生存欲求に作用します。
つまり、会社での立場の維持は、生物学的な生死にもおよぶ問題である、とトカゲ脳(人間の脳の原始的な部分)が反応しているのではないか?と推察します。なによりも強力な反応が、ピラミッド型組織では起こりがちだということ。
これが組織の効率を下げているから、組織には心理的安全性が重要だ、という考え方につながるのでしょう。
例えばセミナー会場などでは、「食事」と「空調」に関するクレームが最も多いと聞きます。これはまさに、生死にかかわる分野だから。生存欲求に対して、人は相当敏感なんだろうな、と感じさせられます。
こんな本書いてます(^^)/
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