ブルーボトル
初めてブルーボトルへ行った。
名古屋ではただ1軒。新たに建て直され今年4月に開業した、中日ビルの1階。
入店するのに並ぶこと10分。カウンターに通され説明を聞き、希望のメニューを伝え勘定を払う。カウンターに並んでいる複数のドリッパーの前で、自分のコーヒーが淹れられるのを待つ。
専門店のハンドドリップを目の前で見るのは初めて。立つ位置をずらし、湯量を示す液晶の目盛を見つめる私に、ご自宅では はかりを使って淹れられますか、と 男の店員がコーヒーを淹れながら聞いてくれた。
以下、見たり 教わったりしたこと。
【豆量】
浅煎り 22g
深煎り 30-33g
浅煎りは、酸味や苦味を抑え、風味を楽しむことができるよう、豆を少なくするという。
豆の量は、煎りかたの深浅によるのではなく、好み次第という考え方がある。賛否両論があると思う。
蒸らすとき、泡とともに豆が豊かに膨らんでいた。
【湯温】
マシーン → ポット 90〜93°C
ポットの温度もあり、注ぐときの湯が何°Cなのかはわからなかった。ひとつ覚えの私は、沸騰した湯を常温のポットに移し替え、カップにも湯を注ぎ、少し待った後の 80〜83°Cで落ち着いている。
【湯量】
豆の煎り方によらず同じ
蒸らし 40cc
1回目 160cc
2回目 150cc
合計 350cc
【抽出】
300cc
【コーヒーポット】
細口のステンレス製
【フィルター】
生成のウェーブフィルター。抽出前の湯通しは無し。
【ドリッパー】
円錐形で、メリタと同じくらいの小さな一つ穴。店頭でも販売されている。
豆の種類にもよるだろうし、比べるのもおこがましいが、私のほうが挽き目は粗く、湯を落とす速度は遅い。
素晴らしいのは、どの店員も、一杯の美味しいコーヒーを客が飲めるように、丁寧で親切に対応してくれること。
叶わぬことではあるが、コーヒーを淹れてくれた男の店員が、ハリオのドリッパーを使ったら、どんな味になるのだろう。
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