八ツ橋の訴訟が話題ですがここで京都市在住のわたしが思う最強の生八ツ橋を紹介します
まず「八ツ橋の訴訟」てなんだ、という方にお知らせしますと、こんなんです。
まあそのような争いごとはさておき。
自分の思う、「最高に美味しい生八ツ橋」はこちら。
ただ正直に申し上げますと、自分はあんこが苦手です。
だが周囲のあんこ好きに言わせると、「ここはあんこも絶品」とのことなのでご安心ください。
では何が美味いんだ、て話ですが、ズバリ
「 皮が美味い 」
のです。
それも、そのままより、焼いた方が美味。
「焼いた八ツ橋ってつまりあのカッチカチのヤツやん」と皆様思われるでしょうが、さにあらず。
以下、「わたしが思う最高に美味しい生八ツ橋の食べ方」。
1・生の皮のみ(つまり生八ツ橋)の商品を買う
2・テフロンのフライパン or ホットプレートで、油をひかずにごく弱火で焼く
3・表面が乾いてごくごくうっすらと色がつき始めたくらいですばやく皿にうつす
4・食べる
5・うまい!!!!!(テーテッテレー)
もうね、これが最高に美味です。
最大の注意点として、あまり焼きすぎてはいけない。
ごくごく薄く、焼くとところどころ、ちょっとぶわっと丸くふくらんでくるのですが、その丸いフチのところにうっすら色がつくくらい。それ以上はいけない。
まあそうは言っても好みですが、生八ツ橋って薄いのです。だからあまり焼くと中まですぐ火が通ってしまう。
が、この食べ方の真髄は、「外カリ・中モチ」です。
ごくわずかに歯にカリっと感触がきて、だが中はもっちもち。いやむしろむっちむち。そして温かい。
真顔で言いますが、生八ツ橋のイメージが激変します。何人もの方に伝授してきましたが、皆さん「生八ツ橋がこんなに美味いものだとは……!」と衝撃を受けてくださいます。
冒頭で紹介したお店、店頭で皮を焼いて「焼きたて八ツ橋」を作成してるんですが、何故この焼き加減で試食させない、といつも内心で地団駄を踏んでいます。完全に焼いてしまうよりこの方が遥かに美味しいというのに。
ちなみに変わり八ツ橋として一番好きなのは、本家西尾八ッ橋さんの「レモン八ッ橋&紅茶八ッ橋」。
季節限定なので、見かけたらぜひ。
同じく期間限定ですけども、みかんとか夏みかんも美味しい。全体、柑橘系のお味が美味しいと思います。
また、今回訴えられた側である聖護院八ッ橋さんが打ち出した新ブランド「nikiniki」の季節ものの生八ツ橋は震える程かわゆらしいです。
こんなんですよ。
か わ い い ……!
最近は値上がってしまったのであまり買いませんが、本当にかわいい。
その場で好きな皮と好きな中身を組み合わせて食べられる「カレ・ド・カネール」も美味です。中身、コンフィチュールとかあって楽しいんですよ。
冒頭の西尾為忠商店さんの八ツ橋は京都に来ないと買えませんが、通販やってるお店では大抵「生の皮だけ」買えますので、まずは一度そちらでお試しの程。
「八ツ橋」のイメージが激変することお約束します。