見出し画像

新刊 ・ 『 カッコウ、この巣においで 』(集英社文庫)発売のお知らせ ・ 6


『カッコウ、この巣においで』発売中です!
試し読み、たっぷり1章の9割8分くらいまで読めますよ!


物語の舞台は京都は東福寺〜泉涌寺辺りの京焼の窯元。
お話の中で、主人公・かけるが暮らす窯元が参加する陶器市が出てきます。


この陶器市のモデル「東福寺~泉涌寺 窯元もみじまつり」がただいま開催中です!
今年は16・17日と、来週末の23・24日の土日に開かれます。

もみじまつり、と言いつつ、暑さの進む近年、この時期には紅葉が大して進んでいないことだけが唯一の弱みでありますが(笑)。
それでも来週はそこそこ紅葉も進んでいるかと思いますし、すっかり涼しくなって楽しく散策できる季節であることに間違いはないので、皆様どうぞ観光ついでにお立ち寄りください。
きき酒や軽食ができるスペース、陶芸体験(要事前予約)ができるところもありますよ!

ちなみにトップの写真は、とあるお店のブースの前に毎年どっしり陣取っておられるバーニーズ・マウンテン・ドッグちゃん(写真は2022年に撮ったものです)。
お店の人が「ユリちゃん」と呼んでおられました。
大人しくてもふもふのよいこさんです。
今年もいるよ。


若い頃、東福寺の真裏の辺りに住んでいたのでこの近辺は本当に懐かしい気持ちになります。
夜中の3時にふっと目が覚めて、半分眠りながら窓際にあるトイレに行ったら外から地を這うようなうなり声が聞こえてきて、「コワっ、ナニ!??」と一瞬で覚醒して耳をすましてみたら何十人もが唱えるお経の声だったりしたこともあった。あんな朝早くからお勤めされてるんですね……。
東大路沿いの商店街にお菓子のデパートがあったんですが、当時、東福寺や泉涌寺や智積院辺りの若い坊さん達が山ほどお菓子を買い込んでいくのにもよく遭遇しました。
あの頃は今よりもっともっと窯元さんがあちこちにあったな……。


この陶器市も今回で30回目なのですが、だんだんとお店の数が減っていくのが気がかり。
良いものがお安く、そして普段は小売をしない窯元さんの作業場がちら見できたり、直に話を聞けるチャンスでもありますので、陶芸好きの皆様はぜひ!
そしてもし興味が湧かれましたら、こちら『カッコウ、この巣においで』もお手にとってみてください。



なお、今までの作品はこちらから。
試し読みもできますのでぜひ。

『 雨音は、過去からの手紙 』(マイナビ出版ファン文庫)

こちらKindle Unlimited版もございます。


『 世界の端から、歩き出す 』
(ポプラ文庫ピュアフル)

こちらもKindle Unlimited版がございます。


『 真夜中のすべての光 上下巻 』
(講談社タイガ)


『 この季節が嘘だとしても 』
(講談社文庫)

  
 
 

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集