新刊 ・ 『 カッコウ、この巣においで 』(集英社文庫)発売のお知らせ ・ 3
ついに発売日とあいなりました!
こちら通常紹介ページ。
有難いことに今回、特設ページを設けていただいております。
こちらのページの中に記載のある、遠田潤子先生からの書評についてはまた記事を改めて。
と言うことで、陶芸家のお話。
ですがわたくし、陶器づくりについては勿論ど素人であります。
そんな訳で今回、実際の陶芸づくりの窯元さんに取材をお願いいたしました。
こころよくお引き受けくださったのがこちら、京都は岩倉の「晋六窯」さん。
工房に押しかけていろいろとお話を聞かせていただき、土を触らせてもらってまいりました。
その節は大変お世話になりました。
晋六窯さんでの取材については、また別記事にて書きたいと思っています。
ちなみにnoteもお持ちではいらっしゃいますが、最近はあまり更新されていないご様子……。
そして奇しくも発売日である本日18日より、京都は山科、清水焼団地にて年に一度の大陶器市「第48回 清水焼の郷まつり」が開かれております。
晋六窯さんもお店を出されておられるので、お礼方々訪ねてまいりました。
こちらが晋六窯の三代目ご当主・京谷美香さんと京谷浩臣さん。
手前にちらっと写っているのが、晋六窯さんを代表するブランド・ペリカン急須でございます。
自分が今回購入したのはこれ。
とある作品とコラボされた際の試作品だそうです。
実を言うと、去年の「清水焼の郷まつり」でもペリカン急須、購入してまして。
その写真はこちら。
だから今回は買うとしても急須以外のものを買おう、とこころに決めて行ったのに、目が合った瞬間に既に買っていたというプロシュート兄貴状態に陥りました。
だって見てくださいよこのかわゆさ……。
しかもサンプルですもん、もう他では買えんのですよ……買うでしょうよそりゃ……。
ペリカン急須の特徴は、このペリカンのクチバシのごときでっかい注ぎ口と、胴体に開けられた大量の穴。
これでお茶のお湯切れが大変良く、かつ洗いやすい。
まあ今年の京都は暑すぎるので、実のところわたしも10月も下旬にさしかかろうという今になってさえ日々のお茶は冷蔵庫での水出し茶ばかりなのですが、来週からは季節が進む、と気象予報士の方々が言っておられる(「それ9月末頃から何回聞いた?」と自分が自分に突っ込んでくる声には耳を塞ぐ)ので、それを信じてあたたかいお茶をこの急須で楽しみたいと念じております。
なお「清水焼の郷まつり」、本当に楽しくて、年々にぎわいの増していくステキな陶器市なのですが、行かれる際にはいくつか注意点がございます。
まずアクセス。この辺り、駐車場が本当に皆無なので、自家用車での来場は無理です。
京都駅〜烏丸五条〜五条京阪〜五条坂〜清水焼団地、という流れの臨時バス(有料)が出ておりますので、こちらをご利用されると便利かと思います。
が、大変混みますのでその点はご注意。特にお帰りは、時間帯によってはすごく並んでしまって乗れない時もあるので、余裕を見てバス停に行かれた方が良いと思います。
会場内にはいくつもフードブースやキッチンカーが出ているので、お食事には困りませんが、お手洗いは数が少ないのでどこも混みます。女性は切羽詰まる前に早めに行かれた方がよろしいかと。
また、キャッシュレス決済不可のお店もございますので、現金も用意した方が無難です。
なお、今までの作品はこちらから。
試し読みもできますのでぜひ。
『 雨音は、過去からの手紙 』(マイナビ出版ファン文庫)
こちらKindle Unlimited版もございます。
『 世界の端から、歩き出す 』(ポプラ文庫ピュアフル)
こちらもKindle Unlimited版がございます。
『 真夜中のすべての光 上下巻 』(講談社タイガ)
『 この季節が嘘だとしても 』(講談社文庫)
……はっと気づくと、発売日だというのに自分の本の販促がろくに無かった(笑)。またやってしまった。
えーと、『カッコウ、この巣においで』、京都の陶芸工房が舞台です! 作中で主人公達が土に向き合う姿も出てまいります!!
……次回からまた頑張ります……。