祇園囃子の聴こえぬ街へ・5
前回の記事に引き続き、宵山トーク。
トップ画像は函谷(かんこ)鉾より奥に月鉾、更に遠くに郭巨(かっきょ)山をうっすら臨むの図。
撮影位置を変えて、同じ眺めをもう1枚。
左が南観音山、右が北観音山。
山鉾町切っての誇り高き町衆と言っても過言ではない。富豪力がすごい。
こちらは八幡山。
八幡山をもう1枚、奥に北観音山が見えるの図。
こういう風に、まっすぐな道にいくつも灯りが連なる眺めもいい。
ひと通り山鉾を堪能して帰路に着き、五条通を走るバスからぼんやりと外を眺めていると、南北の通りを横切る度に、ちらちら、と遠くに提灯の明かりが小さく見える。
この瞬間が、たまらなく好きです。
体はすっかり疲れ果て、お酒の酔いがうっすらまわって、先刻まで自分がいたあの場所がまるで夢のように遠く小さく揺れている。
ああ、終わっちゃうな、宵山が今年も終わっちゃう。あれもこれもすれば良かった、あの店にも行っておきたかった、でも楽しかったな。全部また来年。後は帰って眠るだけ。
また来年。
去年もそう思っていたっけな。
さて宵山巡りでお酒を飲み歩きするには、コンビニでの調達もいいですが、やっぱり屋台お酒がいいですよ。
これは本当に、あっちこっちにあります。自家製サングリアとかハイボールを出してくれるお店もありますよ。
わたしが好きなのはモヒート。
これもあちこち出してくれてますが、オススメはからすま京都ホテルの出店モヒート。
なんと、ホテルのバーテンダーさんが屋台でお酒をつくってくれます。
ミントが効いてるのが大好きなので、頼む時に「ミントをがしがしに潰してください!」とお願いします。
前回「山崎アイス」の話をしましたが、アイスと言えば外せないのはここもだ、永楽屋の室町店。
有名なのは水あずき。
だがわたしが大好きなのは、柚子シャーベットと抹茶アイス。お店の前で売られてます。
特に抹茶アイス、これ何でこんなに美味しいんだろうなあ。
何と言うか、突出したものがある訳ではないんですよ。昨今流行りの、やたらに「濃厚抹茶」が強調されたものとも違うし、ハーゲンダッツ的にクリームや卵の味が濃いという感じもせず。
なのに何とも言えず美味しい。ぐいぐい来ないのに、ちゃんと抹茶のまろやかな味がする。飽きが来なくていつまでもいつまでも食べられる。
これ普段から売ってくれたらいいのに。まめに買いに行きますよ。
冷たい甘いもの繋がりで、亀屋良長のかき氷も欠かさず食べます。
お店の名物「烏羽玉」をかき氷化した、黒蜜・練乳・あんこを乗せた烏羽玉氷が名物です。
これと宇治金時が二大定番なのですが、去年はこれに「甘夏・みかん氷」がありました。勿論食べました。美味でした。
その前の年は杏だったかな。
黒蜜や宇治は食べられるところが多いので、こういう変わりネタを毎年やってほしいです。
かき氷はうめぞの CAFE&GALLERYも捨てがたい。ここは結構空いていて穴場です。
なんかまた長くなった。
甘いもんのことばっかり書いてる気がするので、次は甘くないものを。