チキンのココナッツミルク煮
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
昨日の夜は久し振りの鶏肉でした。 イタリアではもも肉は骨付き、胸肉は皮なしという状態で売っていますが、近所のお肉屋さんで頼めばちゃんと骨をとってくれます。 フィレンツェに住んでいた頃、竜田揚げを作りたいのに骨なしのもも肉が手に入らなくて、いつも胸肉でやっていました。 何年も・・・。 頼んで骨を取り除いてもらうと言う発想がなかったおバカな私です。
何を作るか決めずに購入したチキンのもも肉、皮は剥いで外猫のグリジーナちゃんへあげることにして、さて何を作りましょう。 200ccのココナッツミルクが一箱残っていたので、それを使うことにしました。
玉ねぎ、マッシュルーム、一口大に切ったお肉を炒めて、そこへココナッツミルクを入れて煮詰めるだけの、超簡単料理です。 最後にふと思い付いて冷凍のグリーンピースを加え、その後又ふと思い付いてパプリカパウダーをパラパラと加えてみました。 イタリアには辛いのと辛くないのと、2種類のパプリカパウダーがありますが、両方共入れてみました。
日本のお米を炊いて、数種類のレタスやきゅうりを入れたサラダも乗せて、お決まりのワンプレートです。
こう言う汁気のあるものとサラダを一緒に乗せるって、イタリアではほとんどやりませんが、私はアジアンスタイルでやってしまいます。 以前何回かチキンとパプリカ(赤と黄色)でこのココナッツクリーム煮を作ったことがあるのですが、キノコの方が合うかもしれません。 簡単なのに美味しかったです。
サラダはレタスに種類、アンディーブ(日本ではチコリと呼ばれている?)、ルコら、トレビス、キュウリ。 これ又冷凍してあったディルを加えたドレッシングで。 キュウリとディルは相性良いですね。
明け方時差を考慮に入れない母からラインが入りました。 東京の感染者、500人越えですって? 何だかいきなり増えましたね。 Go Toとかやっているからかしら? 連休、又人の移動が増えるのかしら?
経済を回すことと健康と、どちらを優先させるかは答えの出ない難しいところ。 個人的に考えればもちろん健康ですが、それを言える私は恵まれていると言うことなのだと思っています。 ステイホームできる状況ですから。 仕事は全くなくて辛いけれど、生活には全く困っていないですから。 世の中の多くの方達は経営破綻寸前、もしくは既にしてしまった方もいらっしゃるわけで、それを考えるとステーホームと叫ぶことも出来ません。 それぞれの事情、全てを満足にカバーできる解決策はないのですから。 心が痛みます。
明けない夜はないと思いながらも、いつ迄続くのかと考えるとやはり憂鬱になりますね。 私に出来ることは何もないのですが、感染してしまった方、収入が足りなくなってしまった方、皆さんが少しでも心身ともに健康でいられることをお祈り致します。