今年のオリーブオイル
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
いつもより少々遅い時間の更新です、さっきウォーキングから戻って来た所です。昨日は予定通り、搾油所で今年のオリーブオイルをゲットして来ました。 35リットルの予定でしたが、収穫が少なかったと言う北イタリアの友人に送るため、45リットル購入しました。
車で1時間弱のカステルヴェトゥラーノと言う街、ここはシチリアでもオリーブが有名な所です。
辺り一面オリーブ畑ですが、全体的に低めに剪定されています。 収穫はほぼ終了ですが、所々まだ作業中の所もありました。
オリーブ畑だらけと言うことは、搾油所も沢山あります。
ここは全て予約制、持ち込んだオリーブを計量し、他の人のものと混ざらないように管理し、葉っぱを取り除き、洗浄し、潰してから遠心分離機にかける所まで、全てコンピューター管理です。
持ち込まれたオリーブ達、ここで出番を待っています。
よく見ているとそれぞれ表情が違い、楽しいです。 種類、同じ種類でも大きさや色が違います。 私には見ただけでは種類の判別は無理。
私達の番が来て、ウキウキ。 搾油所の中はオリーブオイルの香りが充満していますよ〜。
そして・・・
出た〜! これこれ、これが私達の今年のオリーブオイルです。 見ているだけでうっとりです。
1つ5ℓ入りの缶で9個分。 2つは北イタリアへお嫁に行きますが、35ℓあれば一年充分持つ筈です。 実は去年のオイルも少々残っているのですが、それは揚げ物に使う予定です。 普段は揚げ物にはオリーブオイルを使用せず、ひまわりオイルなどを使っているのですが、去年のものは揚げ物用になります。 揚げ物も全てオリーブオイルですると言う友人も沢山いますが、私はニュートラルなひまわりオイルの方を好んでいます。 オリーブオイルだと味がキツくなるので。 と言うか、デリケートな物を揚げる時、オリーブの味が強く出てしまうので。
私達は人様が収穫したオリーブで絞ったオイルを購入したわけですが、勿論自分の畑のオリーブを持ち込む人の方が多いです。 私達の前にいた人は多分それ、すごい量でしたよ。
緑色の缶が1つ5ℓ、白い容器は1つ25ℓですから、ざっと見で450ℓ? 家族や親戚一同で分けるのでしょうね。
気になるお値段ですが・・・。 えっ?気にならないですか? なりますよねぇ。
今年は去年と変わらず、1ℓ7ユーロでした。 なのでこの緑色の一缶が35ユーロ。 プラス、缶はあらかじめ自分達で購入するのですが、大体2ユーロくらい。と言うわけで、5ℓの一缶で37ユーロとなります。 シチリアは安いです。 トスカーナの友人に聞いたら、1ℓ12ユーロくらいが平均だと言っていました。 随分違いますねぇ。 収穫の時の人件費なども北の方が高いのだと思われます。 後搾油所の使用量とかも違うのでしょう。
イタリア料理に欠かせないオリーブオイル、イタリアの生活に欠かせないオリーブオイル。 スーパーで購入する人も沢山いますが、私達、そして私の周りの人達は殆どが搾油所で購入しています。 オリーブ畑を持っている人も何人かいます。 なので友人から買う年もあるのですが、今年は軒並み収穫が少なく、家族で消費する分がやっとだとか。 でもここで手に入って、良かった!
実はまだお味見はしていません。 今日これからランチの時に開けるつもりです。今年のオイルはどんなかな? とっても楽しみです。 又ご報告しますね。