トラパニーエリチェ 一泊旅行 その2
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
昨日の午後、一泊旅行から戻りました。 やー、暑かったー。 どれだけ水を飲んんで、どれだけ汗をかいた事やら。 そして帰宅しても暑い・・・。
今回の旅行はエリチェでの友人のコンサートへ行くのが理由でした。 初日にトラぱにで美味しいクスクスランチをした後、すぐにエリチェへ向かいます。
エリチェは中世の街、標高750mあるので素晴らしいパノラマが楽しめます。 ホテルの数も少ないのですが、数日前に予約しようとしたら全て満室! でも一軒のホテルの最後の一部屋をゲットできました、運が良かったです。
チェックインしてすぐに出かけたら、こんな子と遭遇。
後ろから車が来ているよ〜。 街中はどこもこのくらいの道幅です。 そしてこの石畳が(中世のオリジナル)結構滑るので危ない。 何度も来ている場所ですが、泊まるのは2度目、初回は仕事だったしかなり昔の事ですから、結構楽しみにしていました。
カラフルなお土産物やさん。 ホテルが満室という事だけあって、結構な人出。 場所によってはかなり密になっていたので、出来るだけ避けながら・・・。
ランチの後、そして午後の凄まじい日差しの中をかなり歩いて、あまり写真をとる元気もなし(笑)。 1度戻ってシャワーを浴びて、1時間くらい昼寝をしてからコンサートへ。 写真は禁止だったので、画像なしです。 そうそう夕食は抜きました。
友人はチェリスト、ピアノ、バイオリン、チェロのトリオのコンサート。 私は結構彼らを応援しているのです。 タンゴを中心としたたのしいコンサートでしたよ。 2組のカップルの踊り付き。 いつかタンゴを習いたいと思いながら、実行に移せていません。 相方は興味なしだし・・・。
色々とはしょって(笑)、翌朝朝食後に散歩をし、再びトラパニへ戻ります。 と言っても街中ではなく、塩田へ。 あちこちにあるのですが、塩田と塩の博物館のある所へ向かいました。
フェニキア人の作った塩田、今から2700年以上前からここで「天然海の塩」が作られています。 その事は後日書きますが(前にも書いたけど)、今日はそこでのランチについて。
博物館にレストランがあるので、そこで食べる事にしました。
あまりに暑いので、私達は空調の効いている室内へ。
前菜の盛り合わせと、又ここでもトマトと玉ねぎのサラダ。 しつこくこのサラダを食べる私です。
この後珍しくパスタをチョイス。
このスパイラル状のパスタはブジアーティという名前で、このトラパニ地方の定番です。 日本にも入っているかしら? 1本ずつ編み棒の様な棒に絡ませて作るのですよ。 そしてソースは「ペスト・トラパネーゼ」。 トラパニ地方のペストです。 トマト、ニンニク、アーモンドで作ります。 モチモチの手打ちパスタに濃厚なソースがよく絡んで、とっても美味しいのです。 たまには食べたいなぁと思いながら、この地方へ来るといつもクスクスを選んでしまうので、久し振り。 パスタにはそれ程興味のない私ですが、その地方の定番はやはり食べたい。 セコンドは魚や海老のグリル、フリットなど、あまり代わり映えしない物なので、パスタで正解です。
相方もパスタ、こちらはカジキ、バジリコ、アーモンド。
カジキを使うと大抵ナスも入るのですが、ここのはナスなし。 こちらもニンニクが効いていました。 というのもこのトラパニ地方のNubiaという村、ニンニクの栽培が有名なんです。 だからトラパニ風のパスタにはニンニクが使われることが多いです。
朝から歩いて、塩田と博物館の見学をして、沢山食べて白ワインを飲んだら、「帰ろっか」という気分になりました。 座ったのが1時、終了3時頃。 そしてこの後帰路へ。
塩田では作業中で、実は作業中の塩田を訪れたのは初めてでした。 というか、この機会に是非行ってみたいと思って工程に入れたのです。 楽しい画像もあるので、又ご紹介したいと思っています。
トラパニもエリチェも何度も言っている場所とはいえ、1泊すると楽しみ方が違って充実でした。 飛行機に乗ってどこかへ行こうという気にはならない今現在、こういう小さな旅行で見る所がまだまだ沢山あるシチリアを満喫したいと思っています。