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イワシのベッカフィーコ プロヴァンス風

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

一昨日書いた「イワシのベッカフィーコ」がnoteのお勧めに選ばれて、1日に5千人以上のPVがありました。 今日も引き続き増えています。 単にシチリアの郷土料理を紹介しただけなので、どうしてなのか不思議であります。 どういう基準で選んでいるのかしら? とにかく、選んでくださって嬉しいです。

暫く前にも書きましたが、「人の評価って面白い」。 生活している中でも誰かが何気なく放った言葉が私のこと線に触れる事がありますし、その逆もあるのでしょう。 もしくは傷付けてしまったり。 だから言葉を選ぶって大切ですね。 私はおしゃべりなので、その分失言してしまう可能性も高くなります、多分。 気を付けようっと。

さて、そのベッカフィーコを作った時に余ったイワシでもう一品。 実はこのレシピをFBに上げた後、偶然友人が作ったイワシ料理が目に入りました。 彼は「フライパン1つで作るフランス料理」という料理本を購入し、その中から作ったそうで、イワシのプロヴァンス風と言うお料理です。

簡単な作り方も書いてあったのですが、手開きにしたイワシにでパン粉ベースのフィリングを巻いて、トマトソースで煮込む物。 えー、パン粉ベースのフィリング、プロヴァンスにも存在するの??と、驚きでした。 なら早速作らなきゃと。余っていたイワシと、やはり余っていたフィリングがあったので、すぐに出来てしまいます。

きちんとレシピを読んでいなかったのと、そもそも彼もかなり省略して書いていたので、まぁ自分流にアレンジが入っています。 元々のレシピにはじゃがいもは入っていませんでした。

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フライパンで作るので、巻き巻きしたイワシは爪楊枝で止めます。 玉ねぎ、ジャガイモの角切り、トマトを炒め、水を加えて煮詰めていき、最後にイワシを並べます。 蓋をして15分くらい。 イワシはジャガイモが柔らかくなってから加えました。

これはシチリア料理のオーブンで焼くのとは違い、パン粉がソースを吸うのでかなり美味しいです。 相方の好きな味なので、とっても好評でした。

それにしてもプロヴァンスでパン粉ベースのフィリングを使用すると言うのが新鮮。 行った事がないのでプロヴァンスの料理は知らないのですが、他にもあるのかしら? パン粉を使ったお料理。 検索してみようと思います。 もしかしたらフランスの方が先だったりして? 

お料理というのは食べることの楽しさは勿論ですが、その背景を知るのも楽しいです。 どうしてそれを食べるようになったのか、どこから来たのか・・・。 それこそ和食の代表と言われている「天婦羅」がポルトガルからの輸入品だったり、そいう事を知るのが楽しい。 スパゲッティナポリタンの存在や、日本ではなぜスパゲッティやピッツァにタバスコをかけるのかなどなど、結構それぞれに歴史があったり意味があったりして。

知らなくても生活できる事ですが、知ると楽しい。 少なくとも私は楽しくなります。 結構失敗から生まれた美味しい料理もありますよね? だから私も失敗を恐れず、新しいレシピに挑戦していこうと思います。

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