フィレンツェへプチ旅行 その1
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
金曜日から3泊4日のプチ旅行から、昨日戻ってきました。
イタリアで初めて私が住んだ街、7年住んだ街です。
一緒に働いていたチェコ人の親友とも呼べる友人もいるし、いきなり決まったこの旅行、満喫しました。
最後にフィレンツェへ行ったのは7年前ですが、仕事で一泊だけだったので、今回は本当に楽しみでした。
夕方6時過ぎに到着して、ホテルに荷物を置いてからすぐに外出、チェコ人の友人Hさんとミート。
その後更に相方の従姉妹とその彼氏も合流して、まずは絶対に外すことのできないBistecca alla Fiorenntinaを食べにいきました。
有名なTボーンステーキです。
フィレンツェに住む別の友人(日本人)に、美味しい場所を聞いておきました。
このステーキを食べる時には、欲張って前菜やパスタを食べると絶対に食べ切れない、もうステーキのみに向き合います。
5人で何キロ?
2Kgにしようと話をしていたのですが、お店の人は2,5Kgにしろと。
多いんじゃない?と思いながらも2,5Kgでオーダー。
付け合わせに私はサラダ、他の4人はローストポテト。
どっしり濃厚なトスカーナの赤ワインを頼み、それをチビチビやっているとお店のお姉さんが「あなたたちのお肉はこれです、これから焼きます」と言って持ってきたのがこれ。
凄くない?
この暑さのお肉を炭火で焼くので、結構技術が必要です。
そして・・・・、
じゃ〜ん。
ほぼ生です、このステーキは必ずレアレアで頂きます。
骨を挟んでフィレ部位とサーロインなので、両方をまずは一切れずつ。
オリーブオイル、塩のみで頂きますよ。
きゃー美味しい!
これ、2人だったらまぁ1Kgとか800gくらいのオーダーになるのですが、そうなると厚みが全く違ってきます。
この厚み、なかなか日本ではお目にかかれないでしょう。
更に骨の近くのお肉も削り取って食べます。
骨の近くが一番美味しいと言われていますよね?
昔齧った親の脛とか、美味しかった。
これを持ち帰って煮込んだら、美味しい出汁が取れそうです。
街を歩いていると、このビステッカを売り物にしているレストランは多く、こんな感じでお肉を見せているお店も多いです。
日本のA5ランクのような、柔らかく、下の上でとろけるような脂だらけのお肉とは別物。
野生みたっぷりの、かみごたえのある赤身のお肉です。
そしてこのステーキは、トスカーナ産のキアニーナという種類の牛でなくてはいけません。
雌牛の方が美味しいのだとか。
でもレストランで必ずしもキアニーナでない牛を使用している所も沢山あるそうです。
私の友人と従姉妹の彼に共通の知り合いがいることが判明したり、食べる、飲む、しゃべるを同時にこなしていくという、とっても盛り上がった夜でした。
フィレンツェにしては9時半スタートという遅い時間からの夕食でしたが、赤身のお肉って消化が良いですね。
翌朝お腹に溜まった感じは全くなく、すっきり消化していました。
まずは出だし好調の初日でした。
まだまだ美味しい物をご紹介していきますね。
あー、既にまた食べたい気持ちになっている私です。
って、最後まで書いて既にこのことをアップしたことに気がつきました・・・。
なんてこった!