小さなお店の販促本を三冊読んでみた。
こんにちは、神崎翼です。
ここ数年、「小さなお店」にターゲットを置いた本が結構出ているなあと気づきました。過去、経済成長でチェーン店や大型ショッピングセンターがもてはやされ数を増やし、それに伴って消えていった個人店舗たち。ですが成熟期を過ぎたのか、かえって今は個人店舗、いわゆる「小さなお店」の価値が見直されているように思います。
個人的には「創作でお店をやっている人書きたいけど何やってるかわかんないなー。本を参考にするか!」と思って探してみたら結構あったというだけですが。知ったかぶりですみません。でも、実際たくさん本が出版されているということは、需要があるということなので、あながち間違ってもないんじゃないかなーと思います。
というわけで、今回読んだのはこちらの三冊。
『販促はじめの一歩』
(中沢智之著/2014.1/同文舘出版)
『リピート率90%超!小さなお店ひとり勝ちの秘密』
(中谷嘉孝著/2014.9/クロスメディア・パブリッシング)
『お客を呼ぶ! スゴい仕掛け』
(佐藤元相著/2018.2/フォレスト出版)
毎度のことながら、読書中「お店でも開くの?」と家族に聞かれまくりでした。創作、創作資料ですよ……。
ざっくりと内容の違いについて書いてみるとこんな感じ↓
『販促はじめの一歩』
・「商品」に主点を置いた販促についての本
・お客様に愛されるために「商品」をどう扱うべきか、良さを伝えていくべきか、ということをまとめている
・例:「露天風呂」→「星の見える貸切露天風呂」としてネーミング
『リピート率90%超!小さなお店ひとり勝ちの秘密』
・「お客様」に主点を置いた集客のための本
・お店に必要な「サポーター客」をいかに集め、お店を愛し続けてもらうのが重要か、ということを終始訴えている
・例:マニア道を極めるお店作り
『お客を呼ぶ! スゴい仕掛け』
・「お金をかけない商売繁盛の方法」に主点を置いた本
・接客やクレーム対応方法などから、お店の改善点を見つけ、お金をかけずにお店の経営を立て直す方法をまとめている
・例:クレームからお客様の声をリスト化しリピート客を増やす仕組み
「似たようなタイトルの本だなー」と思いつつ読みましたが、それぞれ特徴があって結構おもしろかったです。こういう似たようなジャンルの本を集めて、読み比べてみるのも楽しいですね。
それでは、次の読書記録で会いましょう。