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内容紹介!『ホンキの企業のための採用塾』Season.2 福岡市中小企業採用ノウハウ向上支援セミナーワークショップに登壇しました

8月5日(月)につづき、福岡市の中小企業様に向けたセミナーに登壇いたしました。前回の内容を少しアレンジして、もう少しわかりやすい内容にバージョンアップしての実施です。
座る席のレイアウトも、スクール形式から、4人が向かい合った島型のレイアウトに変更いただき、ワークを進めやすい形に変更しています。

講演はワークあわせて120分。企業の人事の方にオウンドメディアを活用した「自社採用力」を高めてもらう全4回のセミナーの2回目で、前回同様に株式会社人材研究所 所長の曽和さんのオンラインセミナーを受けての実践第一弾、気合の入るポジションでの実施です。

前回同様の2番バッターです 責任重大

日時:2024年9月26日(木) 13時00分~15時00分
場所:アクロス福岡
主催:福岡市 
運営:福岡市中小企業採用ノウハウ向上支援事務局

セミナーパンフレットより抜粋

講演内容は
まずは「現在の採用環境」「これからの採用環境」
高校生採用がしづらくなっている現状、人手不足倒産が増えている現状、国立社会保障・人口研究所、ワークス研究所の資料を参考情報として提示しながら、2040年に向けて本当に人が採用しづらくなること、を、なんとなくではなく、数字とポートフォリオでちゃんと認識いただくことからスタート。

リクルートWORKS研究所のデータをポートフォリオ化するとシビアな内容がより際立つ


ワークショップは3回。
初回のワークは採用の3Cの作成
「自社の現状」「採用競合はだれか」「顧客、採用ターゲットの状況」を可視化。採用はもはやバトル。戦うための環境を冷静に可視化するところに時間を割いていただきました。

採用の3C 意外と行ったことがないのではないでしょうか?


ついで「採用のゴール設定」を実施。
その場では書けないですが「採用ゴールの可視化」のための未来組織図の描き方、それをもとにしたポジションごとで「人材社内調達」「内部昇進」をまず考えて、採用は一番最後に考えるという手順を、飲食店の例から考えてもらいました。採用することありきで考えがちですが、社内移動でのポジション調達のほうが楽で。メンバーシップ採用をしている日本ならではの手法ですよね。

驚いたのは、経営層は3か年を建てているものの、それをメンバーだけでなく人事責任者にも伝えていないということでした。人事は、要望された人数を募集し採用し、与えられた予算の管理と媒体差配を考える。これではいい人材は採用できません。CHROというポジションも存在するくらい、人事は経営の中核にあるということを、しっかりとお伝えしてきました。

こういう未来組織図を描くと、どこから人を調達すべきかが分かりやすいですよね。営業企画時代に未来組織図を作成して、担当役員や部長とシミュレーションを考えていたのが懐かしいです。


最後のワークは「採用すべき人の言語化」
ペルソナを作りましょう、求める人物像を描きましょう、といっても、なかなかできない作業です。どんな人が欲しいですか?と聞いたら、「いいひと」と答えられるくらい深く考えていないもの。これでは令和のマッチング採用をつかさどるAIさんに情報が伝わりません。
なので最近は「Notペルソナ」を出してもらうことにしています。

Notペルソナ、つまり、採用ペルソナの反対です。
この仕事に向いてない人、採用したけどすぐにやめた人、彼らの特徴を教えてくださいというと、面白いくらいに筆が進みます。このNotを裏返していけば、Yesのペルソナが出てきます。こうすることで言語化が進みます。ちょっとした工夫をすることで、出にくい言葉も表に出てくるから面白いですよね。

我ながら名案!なNotのペルソナ抽出

こうして抽出したペルソナを持つ人がどこにいるか?これを「求人顕在層」だけでなく「求人潜在層」からも探し出しましょう。
最近「あなたの市場価値を診断します」といったCMやSNS広告によく出会うかと思いますが、これは潜在求職者層を捕まえるためのプロモーション戦略です。積極的に転職活動をしていなくても、自分の市場価値が今の会社での処遇より高ければ、自分を高く評価してくれるオファーが来れば、人間ですから心が揺らぎますよね。それを狙った戦略です。うまくできてます。

実際に潜在層は顕在層の2倍存在するわけで。ここをどうとるかが採用難時代を勝ち抜く突破口ともいえます。
詳しい手法は次回10月18日のオンラインセミナーでお伝えします。この日は「潜在求職者は以外にいるのよ」というところまでを図でイメージしてもらいました。

顕在層、潜在層、どこから人を調達するかのイメージ図です

最後は、採用活動の7ステップ改め10ステップの概要を。次回はこの各パートを詳しく、各論で、お伝えいたします。

採用活動の10ステップ @2024年 WaGaGoToプランニング

今回は経営ボードの方と人事責任者の方の2名一組で来られるケースが多く、相談しながら組織図イメージを作ったり、いいかたちが作れました。
普段からこういった近い距離で仕事をされて、人事担当の方の知恵をマックスに採用戦略を進めていけば、きっといい採用が生まれるはずです。今回も20社ほどの少人数でもあったので、セミナーが終了後の個別相談にもお答えし、有意義な時間を過ごしました。

やっぱりリアルなセミナーは最高ですね。地方×中小企業の採用支援はライフワークでもあるので、声がかれるまでやり続けたいです。
次回10月18日のオンライン開催も、残枠まだありそうですので、お時間が許せばぜひご参加ください。

普段からこういった「講演」や「採用のパーソナルトレーニング」を行っています。このコラムを読んで、ちょっと話を聞いてみたい、と思われた方がいらしたらお気軽にご相談ください。お役に立てましたら幸いです。


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