現代に通じる「明清小品集」⑬～じゃじゃ馬とバカ息子を持ったら

男子之力，必勝于婦人，
若對悍妻，其手自縛。
父母之尊，素加于卑幼，
使遇劣子，其口常噤。

男子の力は、必ず婦人に勝まさるも、
若もし悍妻かんさいに対すれば、其の手自ら縛しばる。
父母の尊そんは、素もとより卑幼ひように加わるも、
使もし劣子れっしに遇あわば、其の口常に噤つぐむ。

男の腕力は、必ず女よりも強い。
だが、もし気性の荒い妻を持ったならば、手足を縛られたようなものだ。
父母の威厳は、もとより子を服従させる。
だが、もしろくでもない息子を持ったならば、落胆の余り言葉も出ない。

――明・徐學謨『歸有園麈談』

【現代社会】

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