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現代に通じる「明清小品集」⑧~「忙」は「心」を「亡」くすと書く

忙字從心從亡,是亡其心也。
故禪師曰,一息不在,如死人。
忙閑之分即生死之介。

忙字は心に従い亡に従う,是れ其の心をくすなり。
故に禅師曰く、一息いっそく在らざれば、死人の如し、と。
忙とかんの分は即ち生と死のかいなり。

「忙」という字は「心」(立心偏)と「亡」から成っている。
つまり「忙」とは、心をなくすことである。
ゆえに、禅師は言う、「ひと息つかねば、死人と同じである」と。
「忙」と「閑」(ひま)の別は、「生」と「死」の境目である。

――清・李模『碧幢雑識』


【現代社会】

忙しくても余裕がある人


「忙殺」が人を殺す


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