ものごころつくころ
人間って、それぞれ、一人ひとり、違うんですよね。
わかっているつもりでも、ふとした時に、理解したつもりになっているだけなんだとを思い知る。
最近思い知ったのは、これです。
「物心がつく年齢」。
辞書を引くと、なんとこれまたわかった気でいたのですがそうではなかった。「世の中のいろんなことがわかりはじめる」ことだそうです。いや、長期記憶が稼働し始めた頃とばかり思っていた。
さて覚え違いが判明したので書き直します。
皆さんが覚えている、人生で一番最初の記憶はいつですか?
私はたぶん2歳頃で、クリスマスです。日本に住んでいたし、クリスチャンでないのに、クリスマス。
でも理由は明確で、おそらく衝撃的だったのです。
というのも、「サンタさんが家に来た」記憶だから。
後から周囲に聞いた情報から推測するに、家というのは自宅ではなく友人の家で、サンタさんはピザの配達員さんでした。クリスマスパーティーに宅配ピザを呼んだのでしょうね。
その後の記憶は切れ切れで、しっかりと自己という意識を持った、つまり本来の言葉の意味で「物心ついた」のは保育園に入ってからでした。その後はすべて時系列で記憶しています。
親子水泳教室で、息の止め方がわからないまま水中に押し込まれて号泣したことも。保育園でいじめっ子に目を付けられ、先生に見られないところでつねられて痛くて悔しかったことも。父の見ていた人類学のテレビ番組が、なぜかとても怖かったことも。よく覚えています。
みんなそんなものだと思っていました。
人間って、それぞれ、一人ひとり、違うんですよね。
自戒を込めて2回書きました。
恋人と弟は、小学校高学年くらい。母は、小学校に入ったころ。父は、なんと中学校に入ったころ。
中学校というそろそろアイデンティティを形成し始める年頃に、物心の形成を始めるというマイペースぶり。それとも実は世間一般はそのくらいの時期なのでしょうか。
科学的に平均値が出ていたりするのでしょうかね。
発達心理学的には、自我を形成する頃?しかし、自我のない記憶だとかも出てきそうですね。
どなたか研究や論文をご存知でしたら、是非ご教授ください。
ところで、幼少期の記憶が悲しかったり悔しかったり混乱したことばかりだったのですが、これは悲観的な性質に依っているのだろうか?発達心理学というか教育学、興味深いです。
おやすみなさい。
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