いま必要な具体的養生💓変異株感染と療養ケア、中医学的対応の講義2021・8・22レポートから
最新の西洋医学と中医学・漢方医学における現在の対策の講義を受けて、知っておくべき養生を薬剤師・中医学・薬膳講師の立場から解説します。
今回の講義内容は
大きく分けて
1新型コロナ感染症の変異株(デルタ株)の特性
2療養者ケアのポイント
3漢方治療(処方内容)
4後遺症治療(症状と処方内容)
5中国治療の実際(中医理論での分析、400年前の瘟疫論からの治療解析)
慶応大学、渡辺賢治先生
中国中医科学院 路京華先生
でした、私の仕事は漢方薬局での漢方相談なので感染して症状が出た場合の漢方処方の選択が一番重要な内容ですが、ここでは、病気前の段階の「かかったかな?」と思ったときの養生法を解説します。
風邪の養生と同じなのですが確認します。
感染の症状経過としては
①ちょっとだるい、疲れたかな?寝不足か?のどがイガイガする・・・
②熱っぽい、頭痛がする、のどの痛みと咳(この時点でPCR検査)
③熱が続く、咳が止まらない、息苦しい➝入院もしくは自宅療養
①の段階でしっかり対策を打てばウイルス感染しても発病せず無症候で済みます。初動を実行してください
1⃣初期は体を冷やさないようにする、解熱剤は飲まない。
免疫力を上げるため体温はやや高めがいいです、免疫細胞が活性化されウイルスを免疫系が攻撃、相打ちで戦います。ウイルスの数が少ないうちに全力で相打ちで倒しますが体の体温が低いと血流も悪くウイルスの増殖につながります。
クーラーで体が冷えすぎて翌日だるくなるなどは免疫が落ちる寝方でダメです。
2⃣横になる、体を休ませる
何かおかしい。と感じたら感染したと思ってすぐに休む
自分の免疫でしかウイルスは消せないので余計な体の負荷を減らしてください、ウイルスの増殖前にやっつけたいからです。
3⃣おかしい!と思ったときに様子を見ていないで漢方薬を飲む
この時期こそ一番漢方薬の効き目があります。ウイルスが増殖するのを免疫力を助けることで押さえます。
漢方は申し訳ないですが専門家に聞いて選んでください全員に良い漢方はありません。薬なので体質と症状を重視します。体質的に合わない漢方はよくありません。
4⃣免疫を上げる食材を常に食べておく
ウイルスはすでにどこにでもいます、そしてデルタ株の感染と増殖力は早いです。これは誰でもかかる状態なのですが、風邪をよくひく人と全然ひかない人がいるように、同じウイルスがついてもかかるか、かからないかは本人の防御力つまり免疫力です。
ニンニク・生姜・干しシイタケ・緑茶これにはエビデンス(科学的根拠)があります。
薬膳では追加でヤマイモ、そして冬でしたら大根ですが夏の今は湿度が高いため冬瓜・スイカ・きゅうり・ハト麦などがいいです薬膳は季節で変わります。
5⃣便秘をしない
体に炎症が起きやすくなり、特に肺の炎症の引き金になるので絶対にダメです。便秘がちな方はドクダミ茶が良いです。全然でない方は下剤を飲んでも出してください。
6⃣日光に当たる
ビタミンD(免疫力アップビタミン)ができます。夏は1日5分でいいです
現在、PCR検査でも検査待ちや結果待ちで数日たっています。ウイルスの増殖スピードは体に入ったら止まらないコピー機と同じ。初めの10個が1日で10万個、2日で100万個に増殖します。初めの10個ならすぐ免疫細胞が相打ちで消してくれます。
血流の悪くなることをしない、体温を下げすぎない、免疫アップの栄養を常に満タンにして、よく眠る。
これ以外の方法はありません。ここまでやってあとは医療機関にも助けてもらう。
6⃣それでも!!楽しく過ごす
肺は悲しむと弱ります、胃腸は思い悩むと弱ります。これは中医理論の基礎。病気発病の原因の一つです。
この状況でも楽しく過ごせる人はかなり免疫力がアップします。
楽しいことが何かを考えるだけでも楽しくなりますのでお互いおいしいものを食べてよく寝て免疫アップでいきましょう!
養生ってわりと楽しいことばっかりです。
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