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暦と暮らし【春分】

#暮らしの養生 #中医学を楽しむ暮らし


皆さん、こんにちは。
今日は春分の日です。季節はひとつ進んで、暦の上では、春分になります。

【春分】

3/21〜4/4頃

春分ってどんな季節?


春分の日は3月では唯一の祝日です。
一体、何のための日でしょうか?
他の祝日と異なり、名前からして自然現象を理由としたお休み…って感じですね。

春分の日とは、
天文学的に「太陽が春分点を通過する日」とされています。
前回の【お彼岸】でも触れていますので、また読んでみてください。

祝日法の定義によると、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ために祝日にされています。

そしてこの春分の日は、「昼と夜の長さが同じになる」とされています。
(実際には少しだけ昼が長いようです)

そういえば、最近すっかり日が伸びましたね。

中医学的にはこの昼と夜の長さが同じになり、夏に向けてどんどん日が伸びていくこの時期を切り替えの点として大切にしています。

陰陽で置き換えると、昼は「陽」、夜は「陰」です。
冬までは夜(陰)が長かったのにそれが逆転する時期を迎えます。

この陰陽のバランス関係が変わってくるので、体調管理もバランスとろうね〜といった感じです。

では、次に

春分の頃の困りごとは?


皆さん、こんな体調不良は起きていませんか?

最近メンタルがやられてる…

寝付けない夜目が覚めるイライラする動悸がする…などなど。

何気ない言葉にやたら強く反応したりすることはありませんか。

立春の頃と比べると、その症状がより激しくなりやすいです。
気温も上がり、日照時間もぐっと増えたので「」の気、エネルギーが増えたからです。

体は変化しようと必死なんです。

じゃあ、そんな時の養生は…?

どうしたら良い?


少しでも体の負担を減らしてあげるために、心を休めることです。
具体的には、良質な睡眠です。
考え事をすると、大量の血が消費されます。
それを補修するためには、夜しっかり眠ることが必要です。

そうはいっても寝付けない…という時は、日中なるべく体を動かすと良いです。
夜になると目が覚める人は、日中何かやり残した気分になるからとも言われています。
体を動かして、ストレス発散すると夜に落ち着きがでやすいです。

寝室をなるべく真っ暗にするのも効果的です。
私もなんとなく常夜灯だけはつけていましたが、それすらも消して寝ています。

あと、寝る前に今日できたこと、良かったことだけを思い浮かべたり、日記に書くと心が穏やかになりやすいのでおすすめです。

あと、彼岸なのでご先祖様の供養や周囲の人への感謝もできると良いですね。

最後に

おすすめの食材は?


①いちご
最近ちょっと安くなってきました。いちごは火照りをとってくれる役目があります。イライラして頭に血が上った時なんかに良いです。冷えが気になる時は避けた方がいいです。

②三つ葉
こちらも旬の野菜です。食卓の名脇役ですが、良い香りで食欲がでます。イライラが気になる時はトマトサラダに合わせると良いです。

③わかめ
スーパーの鮮魚売り場で生わかめを見かけるようになりました。わかめは、体にこもった熱と余分な水を排出し、気を巡らす役目があります。便秘解消にも効果的です。刻みネギと酢味噌で和えたワカメのぬたが好きです。


さて、今回はちょっと長くなってしまいました。
これも春の陽気のせいにします。

こうやって、自然に身を任せて負担を減らしてあげるのが養生の良さの一つです(ちょっと違う)

次回は【清明】4/5に投稿予定です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

また次回もお会いできたら嬉しいです♫
素敵な春をお過ごしください🌸




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