スイッチを押すとき
お久しぶりです、山田悠介さま。
1.小説のタイトル
スイッチを押すとき
2.あらすじ
「赤いスイッチを押すと死ぬ」
このスイッチを持たされ施設に監禁される子どもたち。
この施設に収容された子どもたちは密閉された空間と仲間が死んでいく姿に耐えられなくなり次々とスイッチを押し自らの命を絶っていく。
そんなある日、監視員として配属された南洋平はスイッチを押す子どもたちの姿を見てある計画を決意する。
命の大切さ、生きることの強さを教えてくれる一冊。
3.感想
自殺件数が絶えないこの世の中。
命の大切さ、家族や周りの人を大切にする気持ちを思い返させてくれる。
スイッチを押さずに何年も施設で生活し続ける子どもたちには生きなければいけない、生きていたい、待っている人に会いたいという思いが強くあって、
子どもたちの生きる意味を知ったとき、何故この子たちが実験対象にされてしまうんだろうと感情移入し過ぎてしまっていた。
そして監視員の南洋平さんは、予測出来ない過去を持っていて驚きを隠せなかったし最後の結末も切なくて知らない間に涙が。。
この本は、普段小説に触れる機会が少ない人でもすごく読みやすい本だと思うので是非読んで見て欲しいなと思いましたっ
山田悠介さんの作品では高校時代に読んだ「モニタールーム」も結構印象的で面白かったから気になった方はこちらもチェックしてみてね〜
かん
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