見出し画像

愛猫の様子がおかしい②

前回の続き

前回のおさらいとしては、家の猫が急にたくさん水を飲むようになり、おしっこをよくするようになった。ネットでググると腎臓病の疑いがあるらしい。怖くなって近くの小さな動物病院に連れて行って結果待ちってところ。



処置室に連れて行かれてから15分ほどで先生がうちの子を連れて出てきた。
うちの子は首元が一部採血の為に毛を剃られていて痛々しい。

結果はすぐ出るとのことなので、そのまま待合室で待つことに。
麻酔のせいかぐったりしている。
このまま元気にならなかったらどうしよう。

日本で彼を見つけてはや11年。
そのうち引っ越し5回くらい。
一緒にはるばるカナダに来て6年ちょっと。
よく考えたら、よくもまぁ我々の都合でいろいろな環境に連れて行かれて、そのたびに適応してくれた。

我々にとっても初めての海外であり、カナダでの生活も彼が一緒に来てくれたから乗り切れたといっても過言ではない。
それくらい我々夫婦にとっては大きな存在である。


またいろいろ余計なことが頭をよぎる。


ほどなくして、先生が結果の紙を持ってやってきた。

血液検査の結果・・・


先生「diabetesだね」

なんだ?diabetesって。知らんぞそんな単語。普段使わない。
どう書くかのスペルもわからん。
なので紙に書いてもらい、google翻訳にいれる。

diabetes = 糖尿病
そうか、糖尿病か。

猫でも糖尿病になるのか。知らなかった。

先生は、いろいろな数値を書いた紙を見せてきたが、一部の数値がかなり高く赤い数字で表示されている。
おそらく血糖値だろう。そこだけが異常に高い。

その他の値はだいたい普通の値だそうだ。
なので腎臓病からくるものではなく、糖尿病からくる喉の乾きとおしっこの頻度だそうだ。

なんだ腎臓病ではなかった。よかった・・・。

でも糖尿病という病気であることは間違いなさそうなのだ。

これからどうするかを考えなければいけない。
今までと同じではいけないはずだ。

これからの処置としては、インシュリンを注射で打つ方法と食事で改善していく方法があって、先生の見立てではまだインシュリンの注射はいいだろうという判断だった。
一度インシュリン注射をし始めると、ずっとしなければいけないので、できれば僕としても食事で改善できたらそれがいい。

とりあえず、現状の体重を測ってみる。

・・・結果・・・
7.5Kg!
お前でかいな!!
「ニャー」じゃねーよ。


見た感じあんまり太っていないなぁって思っていたが、標準のネコよりだいぶでかい。もともと体が大きいにしてもちょっとオーバーウェイトかもしれない。

可愛さが余って、ついついご飯をせがまれると与えてしまっていた我々の責任だ。すまん!申し訳ない。

動物病院でしか売っていないダイエット用の高プロテインのウェットフードとドライフードを購入。
これからはこっちに切り替えです。

家にまだ買ったばかりのHill'sが大量に残っているが、もうしかたがない。


よし!!愛猫よ!!
これからは一緒にダイエットだ!!
長生きするために、好きなおやつも我慢だ!!

とりあえずこれからの食事は高プロテイン、低糖質のもののみ。
胸肉とかお魚なんかのプロテインもいいらしいので、それも与えていくことにしよう。

毎日糖尿病の薬も与えることになった。
これでとりあえずの様子を見て、1ヶ月後に先生に診せにいくことになった。

頼む!!元気になっておくれ!


あれから1ヶ月が経った。

だいぶ当初より元気が戻ってきたように見える。
症状が出始めの時は、とにかくダルそうだったのがちょっとはシャキッとしたように見える。
いまだに水はよく飲むし、おしっこはするし、少し便秘気味にはなっている。でも元気そうではあるのが幸いだ。

とりあえず、予約があるので動物病院に連れていく。
今回は採血はせずに経過報告だけ。

体重を測ってみると、なんと6.7kgまで落ちているではないか。
おーー。よく頑張った!!

この体重で1kg近くもダイエットできるってすごい。
10%以上も1ヶ月で落ちたってことは、人間でいうと、60kgの人が1ヶ月で6kg以上も痩せたことになる。

これはすごい。よく頑張った。

ただ、高プロテインの食事だけなの食事のせいか、処方してもらった薬のせいか、かなりの便秘ぎみになった。
今までは1日1回必ずうんちをしていたのが、2、3日おきに少量って感じ。
これも先生に相談して、動物用のプロバイオティクス、腸内を整えるサプリをもらい与えることにしました。

先生もこのままなら大丈夫そうって判断だったのでそのまま連れて帰ることに。
もっとちゃんとした経過を知るためにも、人間でもやっているような血糖値を測る機械があるのでそれを買って使うってのを勧められた。

確かにそういうのを買ってちゃんと数値を観察した方がよさそうだ。
検討することにします。



と、まぁ結果今のところ元気でスヤスヤ寝ております。
異変に気づいてからはいろいろ右往左往しましたが、なんとか乗り切れそうです。いやーかなり心配しました。

もう11歳ってことはそろそろ覚悟していかないといけない年代に入っているのは間違いなさそう。
でも長生きの猫なら20年くらい生きる子もいるので、1日でも長生きしてほしいという思いです。

そして病院に行くと今まで聞いたことのない英単語が飛び交うので、少しまた勉強になりました。今回覚えた単語はこの2つ。
diabetes = 糖尿病
constipation = 便秘
下痢のdiarrheaは知っていたけど、便秘は知らなかった。勉強になります。


ちなみに、鎮静剤の麻酔して採血して、麻酔が効いている間に歯石除去をやって、全部で1回で12万円くらいかかったよ\(^o^)/

まぁ元気でいてくれたらなんでもいいんですけどね。
俺にお金で解決させてくれ。




いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集