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積みくずし日記|2024年10月22日(火)
帰省してからなんだかずっと天気が悪い。
ギリギリ雨が降りそうです降らなさそうで、やっぱり夕方降る、みたいなどっちつかずな天気が続いている。
この日はお昼頃から長年の友人とランチへ。
大学3年生の頃、留学へ行く準備をしていた私は辞めようと思っていたアルバイト先で、留学を終え戻ってきた彼女の人柄に半ば「一目惚れ」をして、好みや趣味を聞き出して無理やり映画に誘った。
あの時なにを観たんだっけなあ...映画を観て、美味しい洋食屋さんでご飯を食べた記憶がある。
彼女と仲良くなったことで満足して、その後数ヶ月で私はアルバイト先を辞めた。
でもその後、私が留学に行けなくなって落ち込んでいる時も、大学を卒業して社会人になって上京してしまってからも仲良くしてくれている数少ない貴重な友人で、会うたびにびっくりするくらい元気をもらえる。
この日は「na(ナ)」へ。パンもお酒も楽しめちゃったりする雰囲気のよいベーカリーだった。
個人的な印象ではあるけれど、地元・名古屋を離れてからの2年間でかなり街が開発され、若い人がやっている素敵なお店が増えたように思う。
結局はたらればだけど、今の地元の姿であれば私は一生地元をでなかったかもなあ、なんて思ったりもした。
でもそうすると半同居人とは半同居していないわけで...人生ってなんか粘土みたいで、意外とちょっとしたことでかたちが全然違っちゃうんだなあ。
会って早速、誕生日に贈ってくれたお花のお礼を友人に渡した。
今回選んだのはドイツ製のペンギンが閉じ込められたスノードームと自転車型のオープナー。
見つけた瞬間「絶対に渡したい!」となぜか思ったのだけど、正解だったな〜。
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就職する前2年ほど雑貨屋さんでアルバイトをしていたので、人にちょっとした贈り物をする、という行為が私はすごく好きだ。
長年仲良くしてくれている人たちはみんなそんなところがあって、なんでもない時にDVDを家に送ってくれたり、会うたびに示し合わせたみたいに同じジャンルのミニギフトを「はい」と渡し合って笑ってしまうことがある。
そういう時はいつも貰ったもの自体も嬉しいけど、相手がそのギフトを選んでくれたことや「渡そうかな」と思ってくれたってことに気持ちがあったかくなる。
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ランチに選んだのは、薄めのライ麦パンにじゃがいものロースト?と鯖が載っている「スモーブロー」という料理。
初めて聞くワードで頭にはてなを浮かべつつ頼んでしまったけど大正解!
脂ののった鯖とほっくりしたじゃがいもがマッチしつつ、パンの良い香りがふんわり鼻に抜けていく感じ。
スモーブローは北欧のオープンサンドのことで、上に載せる具材は割となんでも良さそう。
調べた限りでは鯖やサーモン、ズッキーニやキノコのソテーや牛モモ肉のレパートリーもあった。
ちょこっとランチとかにいいな、調べて作ってみよ〜!
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おやつ用にクッキーを購入して、隣町までのんびりお散歩。
途中で地元民に人気の中屋パンのあんドーナツをおやつ用に追加購入。私は家族用にも。
気になっていた池下のケーキ屋さん兼ジェラート屋さんの「ドゥリエール」にも寄り道した。
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ペッパーが予想つかなかったけれど、こっくりしたミルク味にピリッとしたペッパーが相性満点!もっと食べたかったな〜。
友人宅にお邪魔してから気づいたのが、スノードームの泡が、消えない…!
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不良品かと思ってドキドキしてしまったけど、調べると一般的なことなんだそう。
色々解決策はあるけど、一番簡単なのは底面のゴムキャップを開けてある程度気泡を出してしまって、水を足すこと!
あとはお湯に10分〜15分ほどつけても良いらしい。
後日談ですが2-3日放置してたら泡が消えてた!と友人から連絡がありました。
渡す前に振りすぎちゃったのかな〜。ま、何はともあれペンギンが見えるようになってよかった( ◠‿◠ )
友人宅で本棚を見せてもらっていると、「マイ・ブロークン・マリコ」を発見。
読んだよ、という話から、私が退職を決めた大きい要因をつくった上司が会社を去りオフィスからいなくなってしまった後、なぜかその人の本棚に「マイ・ブロークン・マリコ」が残してあって、読むようなタイプには見えなかったし、不思議だった、という話をした。
その人の行動の結果で退職する結果となったので1年前は憎むようなきもちもあったのだけど、日が経つにつれて本棚に漫画が置いてあるのを見つけて驚いたことばかり思い出される。
出会う環境や場所が違ったら、うまく付き合えたひとだったのかもしれないね、と友人に言われて、おすすめの漫画や本を紹介しあう、父親くらいの年齢の彼と私の姿を想像してみたけど、まだ無理そうだった。
帰り際、江國香織の「きらきらひかる」を読み終わったことを報告すると、友人が続編あるよと教えてくれた。
友人は結構な数の江國作品を読んでいて、本棚から取り出しては探してくれたけど見つからず、Google先生に頼ることにした。
「ぬるい眠り」という短編集に収録されていると回答があったので、ありがたくお借りして解散。
夕方は祖母の家へお邪魔してあんドーナツの置き土産をしに行った。
祖母は明日美容院に行くらしく、いかに髪が伸びてしまったか力説されました。
祖母は認知症を患っているので、いつかこういう会話もできなくなって、私のことを忘れてしまう日が来るだろうといつも頭のどこかで考えてしまう。
上京してからゆっくりではあるけど症状は確実に進行していて、料理はもうできなくなってしまった。
本人は「できるのに怪我を心配してみんなが代わりにやってくれる」と思っているみたい。
お盆ぶりに会ったら、前より日付感覚が曖昧...というよりも圧縮されたような感じで、2-3日前の出来事を「昨日、今日」と話す。
その姿を横で見ていると、一日、って感覚は意外とあいまいなんだなあと思う。
日記を書いてなかったら、私も2-3日分の事はすぐ忘れちゃうもんなあ。
すごく悲しいことではあるけど、もし私のなまえや存在ごと忘れられてしまう日が来たら、そのときは自己紹介をして友達になって、と言おうと思っている。
他人に厳しい人だから、お断りされてしまうかもしれないけど。(笑)
東京へ祖母宅の食器棚にあった茶碗蒸しの器を持って帰って良いと許可が出たので、ありがたく拝受することにした。
寒くなってきたし、茶碗蒸しを作ったらおばあちゃんに電話してありがとうってまた言おう。
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ではまた〜。
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