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【読書感想】 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件

メルカトル鮎

『翼ある闇』摩耶雄嵩

これはまた…新しい空気。

とても好みな作品です(♥ω♥*)

ちょっとどこまで内容説明して良いか迷う所なので、Amazonの作品紹介を載せます。

首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人……。京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城と見粉うばかりの館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇はすでに始まっていた。2人の名探偵の火花散る対決の行方は。そして迎える壮絶な結末。島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎、三氏の圧倒的賛辞を受けた著者のデビュー作。
Amazon 作品紹介

私の大好きな「黒死館殺人事件」テイストの世界観。
言葉使いも詩的なやりとりも、雰囲気が絶妙。

ヨーロッパの血を引く血族達と探偵や刑事が見守る中で次々と起こる事件。

これは「推理小説」や「探偵」小説が大好きな人たちが陥る「先入観」を巧みに利用した傑作だと思いました。

とにかくクセが強い。笑

これはこの世界ではアリなんだなと納得せざるを得ない、摩耶ワールド全開。

遊び心満載で凄くいい!

好みが分かれるかと思いますが、私、大好きです。

続編も是非読みたい!❀.(*´▽`*)❀.

【メルカトル鮎シリーズ】

・翼ある闇
・夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)
・痾(あ)
・メルカトルと美袋のための殺人
・鴉
・木製の王子
・メルカトルかく語りき
・メルカトルと美袋のための殺人
・メルカトル悪人狩り




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