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【読書感想】 銀河帝国の弘法も筆の誤り


銀河帝国の弘法も筆の誤り 田中啓文



ダメだぁ〜惚れたーーヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆

ヒロフミストに私もなりたーーい💕

「ブラックホールの中にホトケはいるかおらぬか、そもさん」史上初めて傍受された知的生命体からのメッセージは、なぜか敵意むきだしの禅問答であった!?
―「人類圏」存亡の危機に立ち向かう伝説の高僧・弘法大師の勇姿を描く表題作、大量のゲロとともに銀河を遍歴した男の記録「嘔吐した宇宙飛行士」など、人類数千年の営為がすべて水泡に帰す、おぞましくも愉快な遠未来宇宙の日常と神話、5篇を収録するSF短篇集。

Amazon 内容紹介より



フォロワーさんのツイートで一目惚れした作品。


目を引くアメコミ風の装画+大好物のSFである愛のある「酷い」というコメント=即買い✨


結果…

苦笑からの
どん引きからの
なんか好きかも…からの
爆笑からの
惚れる💕⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝

である。

読後は、癒しすらも感じる始末。

なんと申したらよいのか……面白いです❗️


すっかり汚物の罠にハマり、ラストの◯◯ではもう大爆笑です笑

各短編のすぐ後の、小林泰三氏や我孫子武丸氏等の辛口な作品批判も楽しめる。

これまた最高笑

●脳高速
 —サイモン・ライト二世号、最後の航海—

サイモン・ライト二世号で宇宙を航海するゲン、レナ、梓と動物たち。
ファントムと呼ばれる精神生命体に対抗するには、一千人の脳を使った精神力のバリアが必要なのだが…。


色々ツッコミどころ満載なのだが、まず想像力に拍手(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ

すごい細かな部分まで凝った設定で、スバラシイ上に、終わりも綺麗に収束。

グロっちゃ〜グロ。

〈田中啓文批判 小林泰三〉載ってます。

● 銀河帝国の弘法も筆の誤り

知的生命体を探し続けている人類の前に、突如メッセージが届く。
その内容は『禅』であった。
知的生命体に禅バトルを挑まれた人類は、対決できる人物を探し出す。
その人物はなんと『空海』❗️


いや、おバカすぎる(≧▽≦)‼️
色んなトコが巨大空海エグい❗️
ボケるための前準備がすごい笑
全力笑笑
下ネタ酷い笑
タイトル秀逸💕⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
2つの言葉が掛かってる。すごい…。

〈田中啓文批判 我孫子武丸〉が載ってます。

● 火星のナンシー・ゴードン

宇宙警察に追われ、火星に不時着したナンシーは、犬型の異星人に救出される。
だが、彼らはナンシーをある人物と勘違いしていた。


壮大な…
この結末のためだけにあるお話…(-∀-`; )
苦笑でした。
感心…しかない笑笑

〈田中啓文批判 田中哲弥〉あり。

● 嘔吐した宇宙飛行士

新兵の李は「OOO(トリプルオー)大食い競争」で教官のゴードンに挑む。
直後に「あひるの行進」という宇宙歩行訓練が控えているのだが…。


………(´・_・`)

これは酷い。酷すぎる…(;・∀・)

丁度夕飯時だった私は、電子書籍を読みながら食べる事もあるのだが、さすがに今回は違う本に変えました……。

この話を読みながらの食事は確実に無理です笑

かなりのインパクトなので、心に深く刻まれる事でしょう…笑

〈田中啓文批判 森奈津子〉
◯◯は内宇宙になり得るか…面白かった笑

● 銀河を駆ける呪詛
 — あるいは味噌汁とカレーライスについて—

アレシボ・メッセージを受け取った知的生命体が、人類にコンタクトしてきた。
人類は感動し、テレパシーで通信するのだが…。


文章の所々に仕込まれるどーしようもない駄洒落を見習いたい。

この知的生命体は、蟹のような見た目らしいので、親近感が湧く。

地球人は受呪者という、呪いを受ける人物を必ず1人立てるという宇宙×呪詛発想も秀逸である。

〈田中啓文批判 牧野修〉
「言わなくてもわかる」共同幻想に属していないマイノリティーから排除された人物説。面白いです笑



全体的に遊びゴコロの塊という感じ。

このような作品は貴重…だと思っているのは私だけではないよね…❓

息抜きで癒しの効果あり。
★5おすすめ‼️


でも、くれぐれも自己責任で…お願いします/(。_。)\‼️



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