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#32...続け方、習慣化の仕方

はじめに

物事をやろうと決めても、なかなか続かないことが多い。
筋トレしよう、スキンケアしよう、勉強しよう。
自分を変えたいと思うけど、自分の気分の波に打ち勝てずに結果なかなか変われない。
こんな自分はダメだなぁ、と負のスパイラルに陥る。
ただ、そんな自分の隣で着実に新しい習慣を身につけてる人がいたので、コツを聞いてみた。

高すぎる目標を立てない

たとえば、

『夏に向けて、今日から毎日筋トレするぞ!』

と決心した時の自分のテンションって、盛り上がってるから、かなりアグレッシブな目標になりがち。
腕立て、腹筋、背筋100回ずつだ!みたいな。
本当は30回くらいしかできないのに。
それでも、初日はノリにノッてるので100回やりきって、この調子で明日も続けよう!と思える。
だけど翌日になったら筋肉痛で痛過ぎて、100回もできない。 

『今日は30回くらいで良しとしとこう。筋肉痛だし、毎日筋トレするのも非効率だし。』

とか言い訳しながら目標が下がる。
さらに翌日、飲み会がある。
『飲んだ後かつ筋肉痛も引いてないから、今日は特別!』
すると、もう再開できない。
私の場合、こんなことが延々と繰り返される。
結果、毎年夏に引き締まった体になんてなれない。


習慣化できてる人にこの状況を伝えたところ、

「立てる目標が高すぎるんだと思うよ。」

とアドバイスをもらった。
このアドバイスを聞いて、

『たとえば、腕立てが全然できない人が100回は難しいけど、私の場合は頑張ればできるんだから、高すぎる、ということはないだろう』

と私は思った。
その思いを伝えてみたところ、

「続けることを考えた場合に、そのことを好きでいられる目標の高さにしとかないと続かないよ。」

と返事があった。
さらに続けて、

「君はすごいね、そんなに高い目標、すなわち頑張らないとできないことを目標にして続けようとするんだから。私なら頑張らないとできないことは続けられない。私はそんなにすごくないから。」

と。

『そうか、私は目標を立てる時の浮き足だった気持ちで目標設定してたけど、それだと頑張らないと達成できないから続かないのか』

と気付かされた。
よくよく考えれば当たり前ですね。
好きでもないことを続けるなら、しんどい、頑張らないといけないようなことは続かないですね。

蝋燭の火を消さない

さらに追加でアドバイスが。

「あとは、自分のやりたい!って思ったことを続けるなら、その火を消さないこと。
筋トレ100回が続けられることが理想だとしても、毎日の目標は例えば10回にしとく。
そうしたら、たとえ筋肉痛でも10回ならやろうか、とか、飲み会の日でも10回だけだし、と取り組むハードルが低くなる。」

そうです、私の場合、目標が高すぎて『今日はやめとこう』になってしまって続かない。
とても当たり前のことなのに、アラフィフになって気づいた。

さらにアドバイスのコンボ。

「実際、10回やれば自分の習慣化としては成功だし、やってみたら10回以上できたりもする。そうしたら儲けもん。
大事なことは、火を完全に消すと、もう一回点けるのは大変なのでどれだけ小さくてもいいから火は消さないこと。
だから低いハードルで取り組みやすさを残すこと。」

おぉ、そうか、そうか。
自分のやりたい、続けたい気持ちを消さないように、小さな火でも残し続けることが大事なんだな。
これはいいこと聞いた。

とても納得だけど、自分の本音は、

「でもさ、そんな低い目標だったら、目的地に辿り着くのにめちゃ時間かかるやん?成果、結果って早く欲しいやん。」

だった。

人生を長く捉える

そりゃ人間だから、早く自分を変えて、残りの人生をハッピーに過ごしたい。
でも習慣化できる人に言わせれば、

「それは無理だよ。そんな甘い話なんてない。お金持ちになりたいな、という人も、明日いきなりお金持ちになれない。それは宝くじとかギャンブルの類。結局は地道な継続がいちばんの近道。」

「ですよね。この真理に10代20代に気付けてたら、また違った人生だったんだろうね。」

と会話した後、最後に

「今、それに気づいたということは、それが一番いいタイミングだったってこと。10代20代では、違うことに時間を割いて、それはそれで自分の糧になってる。その時代があったから、今この気づきが得られたとも言える。だから、そんな過去を悔いるようなことなんて必要ないよ。人生はいくつになっても面白いし、可能性が満ちてる。」

という話を聞きました。
なにこれ、すごいセミナー受けてるみたい、と妻の話を聞いてました。
これからは地道にコツコツ続けます。

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