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小5。初めて倒れた【気象病?】

あの感覚は脳貧血だったと思う。
小5の時、音楽会に向けて、クラスのみんなで体育館に移動し歌の練習をしていた。

雛壇ではなく、床で、本番みたいな並び方をして歌っていた。
視界がチカチカするなーと思ってしばらく耐えていたけど、いつの間にか床の上に寝ていた。
それまで苦しかったのが嘘かのように、気分は自分部屋のベッドの上で心地よかった。
と思うのもほんの束の間、
「Rinさん、Rinさん?」
と担任の先生の声に起こされた。 

「なんか音がして男子の誰かがふざけてるのかなーと思ったらRinさんだった、大丈夫?」

自分が倒れたことに気付いた。
一回倒れてしまえばすっきりして、体調は問題なかったけれど、見学しているように言われてステージの隅に腰掛けて見ていた。

「見学してるならリコーダーを貸してくれない?」リコーダーを忘れた友達に、ソプラノリコーダーを貸したのを覚えてる。

あの日は雨が降っていたと思う。
体育館から吹きさらしの1階の廊下ではなく、空中廊下を通って帰る子が多かったのと、その日は車での下校だった(授業中倒れたから当たり前かもだけど)からって言うのが根拠なので、多分。

空中廊下を歩いている時、近くで別の友達と話していた子の声が聞こえた。

「倒れる時はしゃがんでから倒れた方がいいってママが言ってた。頭打つと危ないからって。」


慢性的な体調不良が始まったのがこの時期だった。
そこから紆余曲折あって、
今は天気による体調不良はほぼなし。
当時からしたら自分でも嘘みたいだけど、ホント。
自分の身体にあったセルフケアを見つけたから。
身体は変わる。気象病が当たり前の人の希望になれたらいいな。

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