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#トヨタ
10年10万kmストーリー 第77回 トヨタ・セリカクーペGT-R(1984年型) 15年29万3000km
調べてみると、セリカという名前を持ったクルマが造られなくなって15年以上が経っている。
セリカは時代によって、さまざまに姿を変えてきた。7代36年間の歴代モデルの中には、バリエーションもいろいろある。メカニズムも変わった。XXやスープラなど、派生や転生も多い。だから、どのセリカに親しみを抱くのか、人によって違ってくる。筆者の場合は、初代の(ダルマ)セリカやリフトバック以上に憧れていたのは、2
10年10万kmストーリー 第71回 トヨタ・セリカXX 2000GT(1985年型) 37年14万8000km
ガレージを見せてもらうと、クルマの周りにビッシリと詰め込まれたモノというモノの集積ぶりに眼を奪われてしまった。
クルマというのは、1985年型のトヨタ・セリカXX(ダブルエックス)2000GT。新車で購入され、現在まで37年14万8000km乗り続けられている。
その白いダブルエックスは車高が低いから、天井との間の空間を利用して、ガレージの左右と後ろの壁に合わせて、建築現場で使われる鉄パイプ
10年10万kmストーリー 第69回 トヨタ・アリストV300 TTEバージョン (2000年型) 22年9万6000km
待ち合わせた駅の改札を出る前から、真正面に立っている男性がクルマのオーナーさんだろうということは、遠くから見ただけですぐにわかった。
なぜならば、着ている黒いポロシャツの左胸に、赤い糸で“TTE”と“LEXUS Racing”、右胸にはレクサスやプーマのロゴマークなどが刺繍されているからだ。
挨拶に続けて、彼が教えてくれた。
「自分で作ったんですよ」
業者に依頼して刺繍してもらったそうだ。
10年10万kmストーリー 第68回 トヨタ・カローラレビン 2ドア GT-APEX(1986年型) 35年48万1000km
僕は昭和36年生まれなので、平成、令和と過ぎてきて、中村草田男の俳句「降る雪や明治は遠くなりにけり」と同じように「昭和は遠くなりにけり」と、ちょっと寂しい気持ちになることもある。
特に、クルマのような身近な生活道具であり、楽しみの対象となるようなものに大きく様変わりしてしまったものが多い。
昭和の頃は、みんなだいたい18歳になったら、まるで元服を迎えるかのように運転免許を取り、家にクルマがあ
10年10万kmストーリー 第50回 トヨタ・プリウス(2011年型) 10年5万5000km
以前から、トヨタ・プリウスに乗り続けている人に話を聞いてみたいと思っていた。
なぜならば、プリウスが世界初のハイブリッド市販車として世界中でたくさん販売され続け、現代を最も代表しているクルマの一台だからだ。また、いま世界中の自動車メーカーが躍起になって取り組んでいるパワートレインの電動化をいち早く実現した記念碑的なクルマでもあるという点でも見逃せない。
電動化されたクルマを長く乗り続けた人か
10年10万kmストーリー 第34回 トヨタ・ハイエース(2000年型) 19年27万km 優れたクルマと優れたユーザー
トヨタ・ハイエースほど、ユーザーと強固な信頼関係が築かれているクルマもないだろう。ユーザーの“大きな荷物を一度にたくさん運ぶ”という目的のために、メーカーが可能な限りそれに応えたのがハイエースというクルマなのだと思う。
もっとみる10年10万kmストーリー第30回 トヨタ・ランドクルーザー プラド(1996年型)18年28万6000km 同姓同名の人が乗り続けている本格SUV
自分と同姓同名の人と会ったことがありますか?
僕は、ついに先月、会ったのです。それも漢字まで一緒の金子浩久さん(51歳)。
最初は、同姓同名の人だとはわからなかった。自分のFacebookの投稿に、自分が間違えて“いいね!”を付けてしまっているものだとばかり思っていた。
投稿のたびに“いいね!”が付くので、さすがに「まさか!?」とは思いながらもプロフィールを覗いてみると、ぜんぜん知らない人
10年10万kmストーリー 第29回 トヨタ・セリカXX(1984年型) 12年4万5000km 昭和の夢、昭和の未来そのもの
最近は全国各地で古いクルマのイベントが盛況でとても喜ばしい。大切に乗り続けていたり、レストアが完成したものなどを好きな人たちに見てもらい、語り合い、喜びを共有できるのがイベントの醍醐味だろう。
都内で開かれた大きなイベントに足を運んだら、とてもキレイなトヨタ・セリカXX(ダブルエックス)が並んでいた。
ちなみに、セリカXXと言えば、2019年1
月14日にデトロイトモーターショーで正式に発表
10年10万kmストーリー 第17回 トヨタ・カローラクーペ1.5 SR(1982年型)35年14万8000km私にとってクルマは手段であり、道具なのです
はたして、“ハードトップ”は死語になってしまったのだろうか?
以前は、軽自動車からトヨタ・クラウンまで多くのクルマがラインナップにハードトップ版を揃えていたのに、今ではほとんど聞かなくなってしまった。
メルセデス・ベンツSクラスクーペがずっとハードトップを採用しているぐらいしか、他に知らない。例外的には、マツダ・ロードスターRFぐらいだろうか。
ソフトットップに対するハードトップ。窓枠
10年10万kmストーリー第16回 トヨタbB(2000年型)17年37万8000km デザイナーが頑張り過ぎなかったのが良かった
待ち合わせ場所にたくさん停まっていたクルマの中で、その一台だけが異彩を放っていた。
ノーマルよりも2サイズぐらい大きなタイヤがホイールハウス一杯に収まっていて、ボディのあちこちにメッキのパーツが貼り付けられている。フロントグリルやヘッドライトユニット、バンパーなども、たしか、ノーマルはこんなカタチではなかったはずだ。
改造しまくりではないか!
駐車場では、隣に停めたくないタイプのクルマ
10年10万kmストーリー 第14回 黄金律の安心感 トヨタ・マークⅡ(1998年型)17年19万4000km
見知らぬ読者から連絡をもらうとうれしい。電話を掛け直すと、その読者はトヨタ・マークⅡに17年19万4000km乗り続けている宮城県在住の男性だった。
「東北にも、故障なく17年と20万km弱走り続けているマークⅡが一台あることを憶えておいてもらいたんです。もし、よろしかったら、遊びに来て下さい」
控え目な取材申し込みである。そうした申し出には必ず応えたいので、さっそく日程を決めて行ってきた
10年10万kmストーリー 第7回 Willサイファ (2003年型) 14年8万5000km 「僕の会社員人生を象徴していますよ」
WiLL CYPHA(ウィル・サイファ)というクルマを憶えているだろうか?
WiLLというのはトヨタが2000年から2005年まで展開した若者向けのブランドで、サイファはその最後、3番目に発売されたモデルだ。
今までとは違うイメージのクルマを造ろうという意欲が強過ぎたようで、なんとも形容し難いカタチをしているのはサイファだけではなく、他の2台、ViとVSも珍妙なスタイルをしていた。
トヨタ
10年10万kmストーリー 第2回 トヨタ・カローラレビン(1986年型)30年17万9000km愛しのビンちゃん
トヨタ・カローラレビンに30年17万9000km以上乗り続けている人と20年ぶりに再会することとなった。
20年前に会った時に、彼はすでに10年8万5000kmを走っていた。あれからさらに乗り続けていることが最近になってわかって連絡を取り合い、旧交を温めつつ、ぜひ会いましょうということになった。