#2 私の経験について(母の新興宗教と借金)
# 1の続きです。
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♯2私の経験について(母の新興宗教と借金)
小学校に入った頃、
私のもともとの性格なのか
寂しさからきたものなのかは分からないが
私は学校ではいい子ちゃん、家ではどうしようもなく気難しい子供になっていた。
学校では、いい子ちゃんだったため
とにかく自己主張をせず大人しくしていた。
家に帰ると
祖父母宅では、私はほとんど喋らなかった。
寡黙ですぐに怒る少し怖い祖父と
おしゃべりで一方的に自分の話を続ける祖母の前で
私は俯きながら話を聞いているふりをしていた。
両親宅では、両親の仕事が忙しく、
私と会話をすることはほとんどなかった。
あったとしても、時々私のスイッチが壊れて、
仕事と家事に追われ疲弊している母にマシンガントークをして、冷たくあしらわれるくらいだった。
このように家族との会話がほとんどなかったため、
私には、自分の感じたことや感情を言語化する能力が欠如していた。
そのため、私の中で、どうにも言い表せないモヤモヤとした黒い感情だけがどんどん大きくなっていった。
そして、そのどうにも言い表せない感情を
父や妹を罵り、人格を否定することで発散するようになっていった。
私はこの時の、父や妹の悲しそうな表情を思い出すと本当に胸が苦しくなる。
この後の苦しみは全て、大切な家族を苦しめたことへの贖罪なのだと思う。
仕事で疲れ家に帰ると長女に人格を否定され居場所がなくなった父
幼い頃から姉に激しく罵られ傷つき続けた妹
仕事・家事・気難しい長女・傷ついた父と妹のことを背負い気を病む母
家族を崩壊させたのは、私なんじゃないかと思う。
母が新興宗教にハマり、多額の借金を作ったのはこの頃だった。
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