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目的を忘れる人たち――迷子にならないために必要なこと


みなさん、1ヶ月も経つとやりたいことや目標、計画を忘れてしまうこと、ありませんか?


「あれ?なんでこれを始めたんだっけ?」「なんでやる気がなくなったんだろう?」と、自分の意識やモチベーションが迷子になることって、意外と多いものです。


今日は、そんな「忘れる人たち」の心理と対処法について深掘りしてみたいと思います。


1. 1ヶ月で目標を忘れてしまう理由


「1ヶ月」という期間は、ちょうど新しいことを始めた時に初期の興奮が冷め、現実の課題に直面するタイミングです。この時期に忘れやすくなる理由には、以下のようなものが考えられます。


目的意識が曖昧になる

最初は「これをやり遂げたい!」という強い意志があっても、日々の忙しさや誘惑に流されてしまうと、目的そのものがぼやけてしまいます。


未来のビジョンが弱い

人は目先の快楽や達成感に引きずられやすい生き物です。未来の大きなビジョンを持つことが苦手なため、長期的な視点で物事を考え続けるのが難しいのです。


計画の具体性が足りない

やりたいことや目標が漠然としていると、どこから手をつければいいかわからなくなり、気づけば忘れてしまうことがあります。


習慣化ができていない

新しい目標を達成するためには、行動を習慣化する必要があります。しかし、1ヶ月という期間ではまだ習慣として定着しきれず、元の生活スタイルに戻ってしまいがちです。



2. 調子に乗るクセがある人への対応


忘れる人の中には、「調子に乗りやすい」という特徴を持つ人もいます。こうした人たちは、最初は勢いよく取り組むものの、途中で浮ついた態度をとったり、手を抜き始めたりすることが多いです。この背景には、「舐めている」心理が潜んでいることが少なくありません。


調子に乗る理由


最初の成功体験で満足してしまう。

目標の難しさを過小評価してしまう。

他人や状況を軽視してしまう。


こうした人には、浮ついた部分をきちんと指摘して修正させることが必要です。しかし、ここで重要なのは「指摘するだけでは不十分」という点です。なぜなら、指摘を繰り返しても、根本的な意識や行動の改善にはつながらないからです。



3. ジャーナリングで自分と向き合わせる


「指摘だけではいたちごっこになる」と言われる通り、表面的な行動を変えるだけでは、人の意識や習慣は変わりません。本当に必要なのは、自分自身と向き合う時間を持つことです。ここで役立つのが「ジャーナリング」です。


ジャーナリングとは?

ジャーナリングは、自分の思考や感情、行動を日記のように書き出す習慣です。これにより、自分の中にあるモヤモヤや本音を整理し、明確な目標や行動計画を持つことができます。


なぜジャーナリングが効果的なのか?


書くことで、頭の中の考えを客観的に見ることができる。

忘れていた目標や目的を思い出せる。

自分の弱点や課題を認識しやすくなる。


たとえ大きな目標や長期の計画を忘れてしまっても、「今日の出来事を書く」というシンプルな行為なら、誰でも続けることができます。この習慣を通じて、自分と向き合う基礎を作ることができます。



4. 忘れる人への具体的なアプローチ


忘れやすい人、調子に乗りやすい人に対しては、以下のようなアプローチが有効です。


1. 短期目標を設定する

長期的な目標は忘れやすいので、1週間や1日の目標を設定して、小さな成功体験を積み重ねるようにしましょう。



2. 記録を習慣化する

毎日3分でもいいので、ジャーナリングを続けることが重要です。「今日何をしたか」「何を感じたか」を書くだけで、未来への意識をつなぎとめることができます。



3. 定期的に振り返る時間を作る

1ヶ月に1回、自分の進捗や目標を振り返る時間を設けましょう。これにより、迷子にならずに済む可能性が高まります。



4. 浮つきを修正するフィードバック

浮ついた態度を見せたときには、具体的にどの部分が問題かを指摘し、改善方法を一緒に考えることが大切です。ただし、厳しく指摘するだけではなく、なぜそれが重要なのかを丁寧に説明することで、本人の納得感を引き出すことができます。



5. 忘れることを前提にした目標設定


「忘れる」という特性は、必ずしも悪いことではありません。むしろ、忘れることを前提にした目標設定や習慣作りを考えることが大切です。


覚えておく仕組みを作る

リマインダーやカレンダーを活用し、やるべきことを定期的に思い出せる仕組みを作りましょう。


進捗を見える化する

自分の努力や成果を可視化することで、モチベーションを維持しやすくなります。例えば、チェックリストや進捗表を使うのも有効です。


完璧を目指さない

すべてを覚えておく必要はありません。忘れてもまたやり直せる、という柔軟な考え方を持つことで、プレッシャーを減らすことができます。



6. 結論――迷子にならないために


「忘れる」ことや「調子に乗る」ことは、誰にでも起こり得る自然な現象です。しかし、それを放置せず、自分自身と向き合う時間を持ち、目的や目標を再確認することが、迷子にならないための第一歩です。


特に、ジャーナリングはそのための強力なツールです。小さな習慣を積み重ねることで、自分の軸を見失わずに生きることができるでしょう。



読んでくれてありがとうございました。コメントや質問もお待ちしてます。

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