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むくみについて/体質別アドバイス

今回は【むくみ】について。

「むくみ=水を出せば良い」イメージですが
じつは体質によって改善方法も変わってきます。

今回はむくみのタイプを4つに分けて
解説していきたいと思います⬇️

①胃腸が弱いタイプ
②汗が出づらいタイプ
③尿が出づらいタイプ
④ストレスタイプ

①胃腸が弱いタイプ

食べ物や飲み物を吸収し、
からだに必要なもの・そうでないものを分別する
【脾(=消化器系)】が弱いタイプです。

吸収されるはずのお水がたまることで
むくみ以外に
✅胃腸がすっきりしない
✅軟便・下痢になりやすい
✅さらさらの鼻水が出る(とくに朝)
こういった症状が出てきます。

ー改善方法ー
⭕️胃腸をあたためる(冷たいものは避ける)
⭕️消化に良い状態で食べる
⭕️朝鼻水が出やすいひと
 →夜に食べすぎ・飲み過ぎをしていないか見直す
⭕️おすすめ食材
  大麦・はとむぎ ・豆類・いも類


②汗が出づらいタイプ

【脾】で吸収されたお水は
【肺(=皮膚・呼吸器系)】に届けられ、
ここから全身に運ばれていきます。

【肺】は皮膚や粘膜(腸)でお水の調整をするため、
ここが弱いひとは
✅汗がかきづらい
✅便秘気味(とくにコロコロ便など乾燥気味)
✅鼻水や痰がたまりやすくなる
こういった症状が出てきます。

ー改善方法ー
⭕️腸内環境を整える
⭕️発汗を促す(運動や半身浴など)
⭕️おすすめ食材
  冬瓜・大根・わさび・香辛料やスパイス

 

③尿が出づらいタイプ

全身に届いたお水は【腎】に運ばれ、
ここで再吸収→全身に配布されるか、
不要な水は膀胱を通って排泄されます。

【腎(=泌尿器・生殖器系)】が弱いと
スムーズに尿を出すことでできず、水がたまりやすくなります。

✅特に足がむくむ(冷えると特に)
✅足腰がだるい
✅膀胱系のトラブルが多い
こういった症状が特徴です。

ー改善方法ー
⭕️下半身を冷やさない
⭕️利尿作用のあるもので水分摂取する
 (黒豆茶など)
⭕️おすすめ食材
  黒米・黒きくらげ・昆布・山芋・海老など


④ストレスタイプ

水は【気】によって運ばれます。
ストレス・緊張・過労など、
【気】の巡りが悪くと水もつまりやすくなります。

✅イライラしやすい
✅生理前、特にむくむ(生理後はすっきり)
✅胸やお腹が張りやすい

気の巡りに関わる【肝(=自律神経系)】を整えていきましょう。

ー改善方法ー
⭕️動くことで発散する
⭕️香りの良いものを取り入れる
⭕️忙しい時は無理をしない
⭕️おすすめ食材
  ハーブ・セロリ・金針菜・柑橘類・お酢など

症状が慢性化してくると、
ひとつのタイプではなく複数のタイプが当てはまってきます。

”漢方は症状(部分)ではなく体質(全体)を診る”

むくみ=この薬、ではなく
✦むくみがどこからきているのか
✦その原因は生活習慣のどこにあるのか

これらを探っていくのが
漢方カウンセリング(弁証=べんしょう)になります。

今回はざっくりタイプ別に解説しましたが、
すこしでもご参考になるとうれしいです🌿

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