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体質別・梅雨の過ごし方
例年より早く梅雨入りして、毎日雨が続きますね〜☔️
漢方でこの時期は【湿邪(しつじゃ)=水の邪気】が強くなると考え、
✅めまい
✅胃腸の不調
✅むくみ
✅頭痛
こういった症状が出やすくなります。
今回はこの湿邪によるトラブルを3つのタイプ別に解説し、
それぞれに合ったケアをお伝えしていきます🌿
*
【湿邪トラブル・3つのタイプ】
①からだの上に症状が出る
②からだの真ん中に症状が出る
③からだの下に症状が出る
①からだの上に症状が出る(=湿阻上焦)
【特徴】めまいがする、頭が痛い・重い
胸がつかえて苦しい、気持ち悪い…など
頭や胸のあたりに症状が出るタイプで、
湿邪がからだに入った初期に見られることが多いです。
(つまり、梅雨入りしたこの時期いちばん多いタイプ)
このタイプは香りの良いものを取り入れて
すっきりさせましょう🍃
【おすすめケア】
🌱アロマオイルを使う
🌱香りの良い食材や果物を取り入れる
(ハーブ類やいちご・キウイ・グレープフルーツなど)
🌱好きな香りの入浴剤を使いながら半身浴
(めまいがひどい時は長湯しない)
🌱お茶→ハーブティやジャスミンティなど
ちなみに、漢方薬でも柑橘系の生薬や藿香(かっこう)=パチョリなど
香りの良い生薬を用います。
*
②からだの真ん中に症状が出る(=湿阻中焦)
【特徴】胃腸の調子が良くない、もたれる
気持ち悪い、手足が重だるい、お通じがゆるい、お腹が張る…など
【中】とは漢方で【消化器系】を指します。
もともと内臓が弱いひとや、
①のタイプが慢性化して引き起こされることもあります。
(そういった方は①と②両方の症状が出てかなりしんどくなります💦)
このタイプは胃腸をいたわり、
生姜・ネギ・シソなど薬味を使って内臓を温め、
お水を発散していきましょう。
【おすすめケア】
🌱味の濃いもの(油ものや甘いもの)は控える
🌱おかゆやスープなど消化に良いものを食べる
🌱えんどう豆や空豆、かぼちゃなどを取り入れる
🌱お茶→コーン茶やはとむぎ茶など
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③からだの下に症状が出る(=湿注下焦)
【特徴】お小水が少ない、帯下が多い、
下半身がむくんで張る、足や膝の痛み
腎臓・膀胱系に湿邪がたまっているタイプです。
年齢とともに腎機能が落ちることで引き起こされたり、
【腎】は寒いのが苦手なので、
エアコンなど冷たい空気でダメージを受ける場合もあります。
このタイプは利尿作用のあるものを摂って
どんどんお小水で出すのがおすすめです☝️
【おすすめケア】
🌱あずき、緑豆、海藻類などを摂る
🌱下半身をしっかりと温める(冷やさない)
🌱お茶→杜仲茶や黒豆茶など
🌱立ちっぱなしや座りっぱなしなど、同じ姿勢のままでいない
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体質は複雑にからみあっていくので、
①だったり②だったり…ということはあると思います。
その日の体調と相談しながら、
そのときに自分が食べたいものや、
取り入れると身体が喜びそうなことを無理なく行ってみてください🌿
梅雨はまだまだ続きます🌀
気長に、前向きにやっていきましょう〜✊