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無意識に腕を組んいる人の心の中は? No.973


最近は研修講師として企業での研修をさせていただくことが多いのですが、講師として参加者の様子を見ていると、その方の心が手に取るようにわかります。

前向きに自分のために受けようとしている方、上司や社長に言われたのでいやいや来ている方、研修なんて意味がないと心を閉ざしている方、できるだけ目立って自分の存在をアピールしたい方などいろいろな方がいるのがわかります。


研修の初回はほとんどの皆さんが緊張していたり、講師との人間関係ができていないので、ほとんどの方がゼロからマイナスの気持ちで受講しています。

そんな皆さんの気分をほぐし、前のめりで参加してもらえるような空気を作るのが講師の仕事で、これができると自分も乗ってきて話に力が入ります。


40代以上の男性に多いのですが、最初から「誰だお前は」「研修なんか意味がない」という明確な拒絶して受け入れないというポーズで受講されている方もいます。

その拒絶のポーズで一番わかりやすいのが、腕を組むという姿勢です。

腕を組み背もたれにもたれかかり、体を斜に構えている方はあなたの話は聞きたくありませんというポーズです。

これは研修中だけでなく、面談や普段の会話でも自然にやってしまう相手をブロックする態度で、ついやってしまう人がいるので皆さんの中にもつい腕組みをするという方は、そんな気持ちの表れなので気を付けてみてください。


この無意識にやってしまう拒絶の反応を「抵抗」と言いますが、いろいろな場面で様々な反応を無意識にやっています。

研修やセミナー中で分かりやすいのが、理解できなくなると眠くなるという反応です。これは寝不足で眠いのとは別で、頭に情報が入らなくなって眠くなるということがありませんか。

また、スマホを触るというのも抵抗のポーズで、集中していればスマホを開くことはないのですが、聞きたくないという姿勢としてスマホを見ている方がいます。

これ、講師にとってはめちゃショックなんですが、何とかその人も巻き込もうとスイッチの入る瞬間でもあります。


研修での例を挙げましたが、実は多くの方が普段の会話の中でも同じように無意識で「抵抗」していることがあります。

普段の会話でも腕組みをしたり、目線を外すということから始まり、ほかのことをする、スマホを触るなどはすべて抵抗の表れなんです。

また、会話を遮りかぶせるように話すのも同じです。自分は無意識でも抵抗が出るとコミュニケーションがうまく取れなくなってしまいます。

何か指摘をされるときにその内容が的確で、図星の指摘を受けて逆切れしてしまうこともありますが、これも相手のことを受け入れられないという抵抗の反応ですよね。


心当たりのある方は少し自分の態度を変えてみるのをお勧めします。

まずは相手のことを受け入れるという気持ちがあれば抵抗の反応が出ることは少なくなりますよ。

ぜひ受け入れる意識を持ち、抵抗をなくし、良いコミュニケーションを実践していきましょう。

今日の一言
相手を受け入れる気持ちを持ち相手に抵抗を見せない
成長するための実践行動
・相手を受け入れない気持ちが自分の行動に現れるのを知る
・自分の抵抗の時の行動パターンを知る
・良いコミュニケーションのために抵抗のポーズを避ける

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