目標設定⑤ 目標達成するために No.686
今週は目標設定シリーズとして、昨日は目標の設定の仕方について書きました。今日が最後の項目で、目標達成のために取り組むことについて書いていきます。
以前にも書きましたが、正月に目標を立て、大みそかにその目標を見直し、「そういえば今年は年初にこんなことを言っていたな」という記憶があるだけという方が非常に多くいらっしゃいます。
思い出せばいい方で、正月に今年はこんな年にしようと思うけど結果としてそう思っただけという方もいるのではないでしょうか。
目標を立てる事が目的になっていて、目標を立てたことで満足してしまうというのでは全く意味がありません。
その目標に向かって行動を起こさなければ何も変わりませんので、まずスタートはゴールに向かう行動を起こすことです。そのために何がいるかというと、やるということを「決める」ことです。
何事も「決める」ことから始まりますので皆さんまずは何をするかを決めましょう。
やると決まったら次に必要なのは計画です。
計画で大切なのは、現在位置のスタート地点とゴール地点のギャップを明確にすることです。
例えば車を買うための頭金100万円を貯めると考えた時に、今手元にいくらあるかで貯める金額は全く変わってきます。現在位置が貯金0円でしたら、100万円必要ですが、40万貯金があれば60万で大丈夫です。
また、その期間を明確にすることで1カ月あたりに落とし込むことも出来ます。例えば1年で貯める60万なら月5万円ですが、2年かけるのであれば25,000円で大丈夫です。
こうして、現在とゴール地点のギャップとその期間を明確にすることで、月単位という細かな区切りでの目標も明確になります。この区切りをマイルストーンと言いますが、これを出来るだけ細かく設定していきましょう。
例えば月に25,000円ということになれば、週あたりは6,000円になり、日曜日を除いて毎日1,000円の節約か収入アップがあれば良いことになります。
ここまで落とし込むと、その目標が厳しいのか簡単なのかが見えてきます。副業で安定的に毎週1万円の収入があるのであれば、もう少し高い目標を掲げることが出来ますし、まったく収入が増えなければ毎日1,000円の節約は難しいかもしれません。
ここまで決まれば日々の行動とその振り返りをしていきますが、頻度が重要になります。正月に目標を立て大みそかに確認という、1年が終わるタイミングで今年は出来た・出来なかったを見るだけでは修正行動を起こすことは出来ません。
少なくとも毎月一回見直しを行い、可能であれば毎週振り返りを行うことでより多くの修正行動が起こせます。
これがPDCAサイクルで、予定より進んでいなければ何か追加の行動を起こせばよいですし、予定より進んでいれば余裕があるのがわかるので、心に余裕が持てます。
また、重要な案件から進めていく意識を持って取り組んでいきましょう。
大切なのは、目標設定ではなく行動する事と書きましたが、その行動が出来ない時はどうすれば良いでしょうか?
以前の私もそうでしたが、目標設定をして行動計画も立てるのですが、中々手が付けられない状態でした。そんな時に助けてくれたのが同じ思いで学んでいる仲間でした。
色々なセミナーに参加し、同じ意思を持った仲間に出会い、定期的に意見交換を行うようになりました。lineグループを作り毎日のように連絡を取り合う仲間もできました。
まわりのメンバーが頑張っているのが刺激になり、そこで自分もやると宣言する事で、やらなといけないという気持ちと、前に進むのを助ける環境が出来てきます。
これを衆人環視と言い、周りの方の力を借りる事で目標達成に近づきます。皆さんもそういった場に身を置いて目標を達成していきましょう。
今日の一言
目標達成のために行動を起こす
成長するための実践行動
・目標が設定されたら行動する事を決める
・スタート地点とゴール地点のギャップを明確にしマイルストーンを決める
・PDCAサイクルを回し達成に向けて修正行動を起こしていく
・行動できない時は周りの力を借りる