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価値は同じでも価格は変動している? No.749

先日えのさん流MBAに参加してきました。

えのさん流MBAについてはこちらからご覧ください。


毎月えのさんのビジネスの理論を学んでいるのですが、今回は「変動相場の法則」について学びました。

変動相場の法則とは何かと言うと、ビジネスを行う上で「価格は一定でなく状況によって変わる」ということです。

例えば野菜の例でいえば、キャベツが豊作になれば単価が下がり、不作になれば価格が上がります。

繁忙期の旅館は宿泊費が高く、閑散期は安い、同じように飛行機の運賃も変動します。

どちらも提供している価値は同じなのですが、周りの環境により価格が変わってきます。

こういった相場が変動し単価が変わるのは理解できるのですが、こういった考え方を多くのビジネスの場に取り入れていくのが「変動相場の法則」です。


例えばアルバイトやパートさんの時給は夜間や時間外を除いて常に一定ですが、皆さんが働きやすい時間とそうでない時間があり、そこに差をつければ、無理をしても稼ぎたい方はその時間に来ることになります。

同じようにお休みも、クリスマスやお正月のようにイベントがあり、休みたい人が多い時は1日の休みを2日分にカウントすると、それでも休みたい人しか休まなくなります。

こういった勤務体系に差をつけることも出来ます。


単純なところでは、1本100円のジュースを10ケース200本で買うと単価が安くなるなどのまとめ買いも、発送の手間が減るので価格を安くできるという変動相場の例です。


それ以外では、単価は変わらないが利益率が変わるというパターンもあり、100円ショップの商品はこの考え方でとらえることが出来ます。

100円ショップの商品は物により原価率がバラバラで、ある商品は20円ですが、逆に原価90円近い商品もあります。

原価90円の商品ばかり売れていては儲かりませんが、お客様は何種類も商品を購入していくと結果として平均化され、目指す利益率に落ち着きます。


同じように今はやっているサブスクリプションのビジネスも、ものすごく頻繁に利用する人もいる反面、利用料を払いながらほぼ利用しない方もいるので成り立ちます。

私が運営しているコワーキングスペースも、皆さんが毎日来られるとすぐに満席になってしまいますが、週に1回の方や、週に3回の方など色々な方がいらっしゃって成り立っています。

また、平日だけの利用の方の単価は安く、午前よりごご利用される方のほうが単価が高くなっています。これも利用者の多い時間は単価を高く、少ない時間は安くしている変動相場の例です。


大切なのはこの視点で世の中を見ていると色々なところにチャンスがあるということです。そこには必ず不均衡がありその差を見つける事がビジネスにつながります。

水が必ず水平を保つように、価格も必ず均衡するようになっています。


そのポイントを見つけることで、ビジネスで一番重要な「値決め」のポイントも見つけられるようになります。

ビジネスを最大化するには、個数×単価を最大化する事ですので、どの価格で均衡するのかを見つけることが重要です。

商品の価格は価値とは別の要素でも変動する事を理解し、自分の商品や、サービスが最大化できる所を見つけていきましょう。


今日の一言
価値に対して価格が一定でないことを意識する
成長するための実践行動
・自分の扱う商品・サービスがどんな状況で価格が変わるかを意識する
・利益を最大化するために価格が均衡する点を見つける
・価格を常に一定ではなく状況に合わせて適正化していく


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