虫の目・鳥の目・魚の目3つの視点で物事をとらえる No.628
昨日に続き3つの視点の話をさせていただきます。
昨日は見る・視る・観るという3つの視点から物事を見る時の深さについてお話をさせていただきました。
今日はまた違う視点から視点の話をしていきます。(ややこしい話ですね)
今日の3つの視点は聞いたことがある方も多いかもしれませんが、虫の目・鳥の目・魚の目という話です。
これもものの見方の話で、どれが正解ということではなく、どの視点でも見れるようにすると良いですよという話です。
虫の目 虫の視点、特にアリなどをイメージして頂ければわかる通り、当事者として一番現場に近いところで内側から見るような感じですね。
例えば漫画で言えば、主人公になり切って1コマ1コマしっかりと感情移入しながら読んでいる感じでしょうか。たまにページを戻ったりしていて、私は理解出来ないのですが、私の妻がこんな読み方をしているので1冊読むのにめちゃ時間がかかります。
仕事で言えば、完全に現場に入り込み、現場の視点で物事を見て意見を出すということになります。分析をする時などはこの視点が重要になりますね。
鳥の目 鳥の視点 これは鳥をイメージすればわかりやすいと思いますが、鳥が飛んでいると俯瞰してみることが出来ますので、上空から全体を把握するのに有効な方法です。
全体を俯瞰し把握することが出来るので概略をとらえたりするのに優れています。
漫画で言えばストーリーを重視し、細かなセリフはどうでもいいという感覚でさらっと理解していく感じでしょうか。私はこのタイプで、ストーリー重視なので細かなセリフとかどうでもよく、とにかく自分のペースで物語を進めていきます。
仕事で言えば幹部や経営者が、全体の状況を把握し指示することになります。また、他社の状況なども含め業界を把握し、次の手を考えるような感じです。
魚の目 魚の視点 これは上記の二つとは少し離れた視点になりますが、流れを読むという見方になります。加えれば、物事を見る時に過去や未来などの時間の概念も入ってくるようになります。
漫画で言えばその作者の背景や、関連作品、掲載している雑誌の状況なども含め漫画を味わっているような感じです。あまりこういった楽しみ方をしている方はいらっしゃいませんが、私の友人にやたら蘊蓄を語る方がいます。そんなタイプですね。
仕事で言えば、時流を把握して会社の未来を決めることになりますので、経営者の仕事です。
上記の3つの視点はどれが一番というものではなく、状況に応じて使い分け出来るのが大切なのと、自分がどの視点で見ているかを理解している事です。自分の立場やポジションによっても取るべき視点は大きく変わります。
俯瞰してみているつもりが、現場寄りになっていたり、大きく時流をとらえているつもりが、会社のことだけを俯瞰してみている事もあります。
正しい視点で見ることが正しい判断につながりますので、いつも自分がどの視点でいるかと、どの視点で見なければいけないかを明確にして判断していきましょう。
今日の一言
自分の視点を認識して見て判断する
成長するための実践行動
虫の目・鳥の目・魚の目の中で自分がどの視点かを理解する
一度見た後に違う視点でもう一度見てみる
両方の視点から考えて判断をする
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