岩手旅行記(1日目)
「ちょうど、その頃、桜が満開だよ。」
地元出身の人のこんな言葉を聞いてしまえば、行くしかないですよね。
それも「一本桜」とか「石割桜」とか、どこかで聞いたことがあるような、ないような桜の名前に、心が反応しちゃったわけです♪
またニューヨークタイムズでも今年行きたい旅行先として、ロンドンに次ぐ第2位に「盛岡」が選ばれたと聞くと、なぜ盛岡なのか???直接見に行かなければならないでしょ?!
急ではありましたが、その地元出身の人が案内してくれる日程に合わせると、仕事が終わって夜行バスで朝5時40分に着くという、若くもないこの年に・・・・丸々3日、弾丸ツアーになりましたw。
早速、盛岡に着いた時の第一印象は、
駅前の花壇のつつじ(?)を見て、初めて北海道で感じたのと同じように、植物が生き生きしてて~すごく元気!ということでした。
凛とした空気と、きれいな水と土が、こういう緑を作るんでしょうねぇ・・
早朝の静かな道路を、車で回りながら
まずは、盛岡八幡宮にご挨拶。 ご立派です。
そしてお隣にある、岩手護国神社。
満開が少し散った頃って、またきれいですよねぇ・・・
行く先々で、たくさん咲いていた水仙。
こちらも、お元気です・・・
なんか普通に存在しているのですが、多分すごい大慈清水と原敬墓所。
大慈清水は明治初期に作られたようですが、今でも地元の人が水を汲みに来てました。
段々になっていて、上から順に飲み水、米研ぎ、洗い水、足洗いだそうです。
『平民宰相』と呼ばれた第19代内閣総理大臣、原敬の墓所です。
後で知ったことですが、岩手出身の偉人って実は多いんですよね・・・
けど、それほど有名じゃない、というか有名であることを嫌った人たち、なんですね。この墓所を通しても、それを感じさせてもらえました。
その後、この時間だから行ける場所があると向かったところが~~
なんと、朝5:00~8:00(冬期は5:30~8:30)の神子田の朝市!
これがね、地元の人たちの、会話とか聞こえてきて、とっても平和。
ついでに、そこで食べた「ひっつみ」が、これまた~たまんない!!
早速、思いましたね。これだけでも今回来た甲斐があった!!!ってね。
さ~~、それからは移動しまくりです。
まずは、平泉まで!!
一生のうちで行けるかなと、思っていた憧れの中尊寺。
もう半分、現実なのか、夢なのか、わからなくなってきました。
桜が散り始めの頃で、風に桜の花びらがふわぁ~~っと舞うんですね。
風さんの演出も、絶妙過ぎです・・・
それからは花巻に行って、高村幸太郎記念館と高村山荘へ。
(写真撮り忘れましたw)
実は、人生で初めて買った詩集が「智恵子抄」だったんですよ。
当時授業で取り上げられていた「レモン哀歌」に、ドキッとしたことを覚えてます。
ここは今回、本当に行って良かったです。
実はこの時、散策路に白い蛇さんが横断されていたんですね。
たぶん冬眠から目覚めた若い蛇さんのようで、一瞬お互い止まって目が合ったのですが、その瞳がキラキラしてとってもかわいらしくて・・・一生忘れられません。
次は、何と言っても、宮沢賢治記念館!
今回宮沢賢治をしっかり読んでみようと思ったきっかけも、この旅行があったからなんですね。
反省しながら出会うことができた宮沢賢治先生は、想像以上でした!
次は最近ハマっている民俗学の、遠野へ!!
もうちょっとゆっくり散策してみたかったですが、今回はとりあえず「かっぱ淵」へ、ご挨拶~♪
遠野の空気に触れられるだけでも、しあわせです。
それからは新しくつくられた復興道路で、釜石や大槌町と山田町など沿岸を通って宮古に向かいました。
改めて、東日本大震災の傷跡を深く感じつつ、慰霊の思いを込めながら移動させていただきました。
特に今回つくられた防波堤の高さに、ここまで津波が来たのかと思うと、リアルに自然の恐ろしさを感じましたね・・・
夕食は、宮古でお寿司♡
ウニは甘いし~~、三陸の新鮮なお魚さんたちに、感謝です!!
その他にも山菜の天ぷらなど頼みましたが、美味しくて写真撮るの忘れたしw
以上が、一日目のコースです。
地元の方たちも、ありえないコースだということでw
二日目も引き続き、弾丸ツアーは続きます・・・