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きみは文学|短歌_02

文学で片付けてきた
社会ではいい子に擬態するしかなくて


言いたさと知られたくなさをかき混ぜて
沈めておくと歌になります


わたしには確かに蜘蛛の糸だった 追い詰められたきみの誠実


もうあとは歌にするしかないものを ようやく抱え安堵している


ミューズとは聞こえが良いが言うなれば 田山花袋のようなことです

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