
帰ってきたぞ帰ってきたぞウルトラマン
これはネタバレです。
いや、むしろネタバレするべき作品と思い、愛と情熱をこめて書いております。
今、Amazonプライムで『ウルトラマン』が公開中です。
といっても、今回話すのはシン・ウルトラマンのではないですよ。
庵野秀明監督作品 DAICON FILM版
帰ってきたウルトラマン
これは80年代に『大阪芸術大学の学生が中心に集まって作成した自主制作映画』なのです。しかも、超ハイクオリティ。セットとか、本物の円谷プロを彷彿とさせる勢いです。
脚本は岡田斗司夫さん。
日本を、いや世界を代表するオタクの王様達が関わっております。
メイキング映像を昔見たことがあるのですが、セットや戦闘機などを牛乳パックとかで作ってるようなのですが、映像にすると妙にリアルです。それだけでなく、怪獣!
たぶん、ここに一番お金をかけていると思いますが、エヴァっぽい感じの怪獣が出てきてジオラマの街を崩壊。最初に登場してくる少女も死亡。完全に崩壊させてしまいます!(ちなみに本物のウルトラマンでも完全崩壊はさせてない)
町を破壊すると煙が出るじゃないですか。それを、タバコをみんなで吸って、それを扇風機で風をおくるというスゴイ技。また、爆破シーンもあり、そこは花火をうまいことやって表現しています。怪獣を見せたかったのでしょうね。かなり気合入っています。
そして一番の見どころは、ウルトラマンが出るところ。
隊員が「とある人」のメガネをかけます。あきらかに庵野秀明さんのメガネと分かる感じの(笑)
そうすると、ウルトラマンがリアルに登場。詳しくは、監督の奥様であられる安野モヨコ先生のTwitter見ると分かります。
カントクくんがプライムビデオに!!
— 安野モヨコ (@anno_moyoco) November 18, 2022
(スタッフ)#監督不行届 #庵野秀明 https://t.co/0ZrKdHB1mZ pic.twitter.com/stAiHkaHq0
たぶん予算とか動きやすいとかの関係で、あえてウルトラマンスーツを着ないで、ウィンドブレイカーのようなジャンパーで表現。マスクとか無し!庵野秀明さんが、そのまんま出てきます!
安野モヨコ先生も話していますが、私もすごい衝撃を受けました。
一番驚いたのが、庵野秀明さんが、ウルトラマンの動きを完コピしてるのですよね。私も結構ウルトラマンを好きで、本物スーツのアクター人が教えていた通りの動き。特にスペシウム光線のビームが出るの手の構えが完璧でした。ちょっと下の手の指先を上げたりとこだわりを感じられます。
ちなみにですね、音声自体はウルトラマンの効果音を、まんま使っています。すると、ウルトラマン(庵野秀明 本人)自体が巨大に感じられます。音ってすごいのですね。これに関しては当時、大阪芸大にいて今は漫画家の島本和彦が「アオイホノオ」でも指摘されておりました。
この漫画はドラマにもなっていますね。下記の人物相関図を見ると、かなり面白いです。当時の大阪芸大自体がドラマチックになっております。
私も学生の時に、もっといろいろやっておけば良かったと思いました。
あれから40年・・・。
その監督が40年以上も熟成に熟成をかさねた作品が出てきました。
それが「シン・ウルトラマン」です。
今、これもAmazonプライムで見れますので、これらを踏まえた上で見るとかなり感情移入できると思います。ちなみに、シンウルトラマンのスペシウム光線を出すシーンですが、これは庵野秀明さん自身がやっております。(メイキング見てビックリでした)
今はモーションキャプチャーという技術がありますので、これでご本人が念願のウルトラマンになれたわけです。ちなみに、めっちゃカッコいいですこのシーン。
空想特撮映画と副題がありますが、本当は
「庵野秀明の頭の中で40年熟成させて空想した映画」
だと思われます。これらも一緒に踏まえて、シンウルトラマンを見るとかなり面白く感じれる気がします。
映画でも漫画でも小説でもnoteでも、なんでもそうですが、人の熱量って感じれますよね。作ってる本人が熱く面白いぞ!って思った作った作品は面白いのですね。人の情熱をAIでは計り知れない。可能性は無限大です。
ワンダバ ダバ ダバ ダバ ダバ ダバ ダバ🛫
ワンダバ ダバ ダバ ダバ ダバ ダバ ダバ🛫
いいなと思ったら応援しよう!
