パリの美味しいクロワッサン(とパンオショコラ)1
フランスと言ったらおいしいパン。
来たらまず、おいしいクロワッサンが食べたい。
10代の一人旅の時から
いろんなパン屋さんに行って
いろんなクロワッサンを食べた。
最初はどのクロワッサンもおいしい!
と思っていたのだけれど、
いろいろ食べ比べているうちに
私のクロワッサン舌も肥えてきた。
独断と偏見、完全なる好みだが
私の中で1位は
" Blé Sucré " だ。
パリのクロワッサン好きなら誰もが知っているお店。
日本でも、パリ旅行者には有名なんだとか。
パリは12区、
バスティーユから歩いて数分のところに
こじんまりと存在するこのお店。
観光客もたまに見かけるが、
常に地元民でにぎわっていて
朝はいつも行列。
日本のクロワッサンを見慣れていると
そのサイズ感に驚くだろう。
手のひらサイズはゆうにある、
この大きさで1.20€はかなり良心的。
外側は、かじるとバリバリっと音が聞こえるほど
しっかりしていて、
内側は1層1層がバターを包み込んでいるような
しっとり香り高い生地。
他のパン屋さんに比べて、生地は少し甘めなのだけど、
くどくないちょうど良いバランスで
私はここのこの生地の味が大好きだ。
日によって焼きむらがあるのが唯一残念なポイントで、
あるときはこんなだしね。
家帰って袋から出して気付いた。
これ売る!?
っていう。
(サザエクロワッさんとでも呼ぼうか)
あるときは、
発酵不足なのかなんなのか
サイズがめちゃめちゃ小さくて
店員さんに
「2個入れとくね~」
と同じ値段で2個いただいた。
日本なら絶対売らないだろうな。
そして先日、
雨の中朝から地元民の列に並んで
やっとこさ買って家帰ってきたら
これよ。
つぶれとるやないかい。
それなのにも関わらず
不思議なことに足が向くのは
やっぱり基本的にここのパンが
好きだからだと思う。
また食べたくなる、中毒性があるのだ。
そして今回、特に声を大にして伝えたいのが、
パンオショコラのおいしさ。
パンオショコラとは
クロワッサン生地の中に
棒状のチョコレートを巻き込んで焼いたパンなのだけど、
私は今まで自分で買うことをしなかった。
どこのパン屋さんに行っても
だいたいクロワッサンを選んだし、
チョコレートの味に
あのバター香る生地の旨味を
邪魔されるのが嫌だった。
なのだけど先日、
初めてこの店のパンオショコラを買ってみて
もう仰天。
美味しいを通りこして、白目レベルだった。
こちらも他に見ない大きさで
1.30€とお得。
生地の層はクロワッサンにも勝る細かさで
中のチョコレートは
生地が甘めな分、少しビターな気がする。
バランスが取れていて、
なんというのか、
ここまでパン生地とチョコレートの
マリアージュが完璧なのは
初めてだと思うくらい。
もう一つとして完成されていて
完成度がかなり高い。
どうか離婚しないでほしいペアだ。
パンオショコラに関しては
他の店のを食べたことがないが、
多分ここのが私の中でもまた、1位なのだろうと思う。
他のも食べ比べてみたいのに、
絶対に残念な気持ちになる気がして
他の店で買う勇気が出ずにいる。
(潰れてるけど、、(涙))
そんなこんなで
超Blé Sucré 推しな私なのだけど、
正直、食事系のパンはいまいちだった。
先日、セーグルパンや雑穀入りカンパーニュを食べたのだが、
割と塩が効いていて
食感はこういうパンにしてはソフト。
好みの問題だけど、私はあまりタイプではない。
あくまでも私が推しなのは
ヴィエノワズリーだ。
先日友人が、私のインスタの投稿を見て
このパンオショコラを買ってくれたらしく
わざわざメッセージをくれた。
「クロワッサンももちろん美味しかったけど
パンオショコラやばすぎ」
"やばすぎ"という言葉に
思わずにやりとした。
そうなのだ、
まさに、やばい美味しさなのだ。
そんなコメントをもらって
ますますこの店推しなことに自信がついた。
ただひとつ、
あまりにもサクサクすぎて
食べ終わったテーブルの上はカオス。
Blé Sucré
7 Rue Antoine Vollon, 75012 Paris
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