【撮影セット】レンタルビデオショップ【Family Video】
こんにちは!
今回はシルバニアファミリー用にレンタルビデオショップを作ってみたので、そちらについて書いていこうと思います。
今までちょこちょことお店作りをしてきましたが、今回は「シルバニアシネマ」や「PANDA RESTAURANT」と同じく箱型にします。
また、セリアでamifaさんのドールハウスベースをゲットしていたので、それを元に作ることにしました。
そして設計図ですが、相変わらずのクオリティ…
実際に作りたいお店の大きさの紙に書いているので、大体の広さとか家具配置が把握できたら良いかな?という気持ちで描いています。笑
ちなみに、お店を作るにあたり、色々とレンタルビデオショップを画像検索していて、日本で有名な「TSUTAYA」や、アメリカで有名な「Blockbuster」を参考に作ってみようかなぁと思っていたんですが、途中でストレンジャーシングスに出てくるレンタルビデオショップ「Family Video」をモデルにするのも良いかも…!と思いたちました。
(ストシン大好き人間)
Familyって名前に入ってるところもシルバニアファミリーと相性良いなぁと思ったり…笑
◾️大まかな材料など
今回は(というか最近は主に)、厚紙をメインに使って作っています。
厚紙ですが、0.5〜1mmくらいがカッターでも切りやすくて使い勝手も良いです。
他にもマスキングテープやプラ棒、プラ板、画用紙やステンレス調シートなどを使用しました。
他の材料については、その都度載せていきます。
◾️ベース(お店の箱)づくり
前述のとおり、お店にはセリアのドールハウスベースを使用して作ります。
また、今回はシルバニアシネマやPANDA RESTAURANTのような全て接着した固定型とは異なり、解体できる組み立て式を作ります。
そのため、まずはドールハウスベースにスチールシートを貼りました。
スチールシートを貼ることで、マグネットがくっつくので壁小物を気軽に飾ることができます。
ちなみに、今回ライトを使った撮影をしたいので壁2面は一部分をカッターで切り抜きました。
※もしこんな感じで切り抜く場合は、スチールシートを貼る前がおすすめです
これらのベースを組み立てるとこんな感じです。
◾️壁紙・床づくり
壁紙には緑とオレンジのラインを入れました。
壁紙は、家にあった印刷用紙の裏側の色がなんか良い感じの白だったのでそれを使ってます。笑
ライン部分は、普通紙の印刷用紙に緑とオレンジのラインを印刷してそれを両面テープで貼りました。
床は、普通紙に木目を印刷して、それをマグネットシートに貼り付けています。
私は紙だけだと浮いてくるのでマグネットシートを貼りましたが、浮いてこない場合は貼らなくても良いかな?と思います。
壁紙や床を設置するとこんな感じです。
壁紙は、ピンタイプのマグネットで固定しています。
また、このドールハウスベースについてですが、実は結構外れやすいんですよね。
ちょっと手が当たったりすると壁が倒れたりとか…
以前、壁の固定にダイソーのコードフックが良いというツイートを見かけて、ダイソーに買いに行ったんですが見当たらず…
なので、仕方なくセリアでコードフックを買ってみました。
使ってみると入り口部分が狭くなっていて、少しはめるときに窮屈だなぁとなり…
頑張って狭くなっている箇所をカットしました。
これで、はめやすくなりました!
ダイソーのはどうなんだろう…?
とりあえず簡単にベースが固定できて嬉しいです…!
◾️小物や家具づくり
・看板
看板は、プラ板やアクリル板などの透明な板に転写シール(白地タイプ)を貼り付けて作っています。
枠などは厚紙に色紙を貼り付けて作りました。
※ここで言う色紙とはプリンターで普通紙に好きな色を印刷したもの
左側の壁にはめ込んで、
後ろからライトで光を当てると光る看板に…!
・カウンター
カウンターも厚紙で形を作って、色紙を貼っています。
形を作る際に分厚くしたい箇所は1mm厚の厚紙を重ねて作っています。
天板部分は木目印刷した普通紙を貼り付ました。
個人的に貼り付けはボンドも良いけど、幅広の両面テープが綺麗に仕上がるので好きです。
カウンターの裏側にはビデオテープを沢山置いていますが、ビデオテープの作り方はまた後ほど説明します。
カウンターを設置するとこんな感じです。
・扉
扉も厚紙で形を作り、色紙を貼りました。
また、これは飾りの扉なので裏側にマグネットシートを貼って壁に設置できるようにしています。
今回は、こんな感じでドアノブも作ってみました。
ドアノブは、ビーズにプラ棒を刺して下に丸く切ったプラ板を貼り付けました。
上の部分は、ホットフィックスを逆さにして貼り付けてます。
色は、マッキーのペイントマーカーの金色で塗っています。
このマーカー、ペン先が細めで細かい箇所も塗りやすく、しかも乾くのが早い…!(ここ重要)
銀色も重宝しています。
本当におすすめです!
扉を設置するとこんな感じです。
ここの扉は変えられるので、例えばカーテンを付けた枠を作ってアダルトコーナーの入り口みたいにしても面白いですよね!
・テレビ、テレビ置き
テレビは、主に厚紙で作っています。
そこに木目印刷した紙や銀紙、マスキングテープを貼ったりしています。
ボタン箇所などはプラ棒も使っています。(マッキーのペイントマーカーの銀で塗ったよ)
画面は横から差し込めるようにしてあるので、色々な映画場面を入れることができます。
画面は転写シール(透明タイプ)に印刷し、プラ板に貼っています。
なぜ透明タイプかというと、画面と一緒に蓄光シートを入れて光らせるようにしてみたかったからです。
画面の後ろに蓄光シートを入れると、暗がりでぼんやり光ります。笑
正直ライトなどで光らせる方がハッキリして良さそうですが、これはこれでレトロ感があって良いかな…?
テレビ置きも厚紙と木目印刷した紙で作ったんですが、壁に設置するタイプなので裏側にマグネットを仕込んでいます。
こうすることで、壁にピタッとくっ付きます。
テレビも設置するとこんな感じです。
・パソコン、キーボード
パソコンとキーボードも厚紙や色紙で作っています。
※モニター横のボタン箇所はプラ棒
パソコンもテレビと同じで横から画面を入れられるように作りました。
テレビと同じで、転写シール(透明タイプ)に印刷しプラ板に貼っているので、後ろに蓄光シートを入れるとぼんやり光ります。
パソコンを設置するとこんな感じです。
・電話
電話も厚紙で作りました。
一応受話器も外せます。
受話器用のカールコードは、園芸用の緑のワイヤーを細い棒に巻きつけてクルクルして作りました。
電話の全体に緑のマスキングテープを貼って色をつけています。
・レジスター
レジも厚紙と色紙で作りました。
(鍵の部分はホットフィックス使ってます)
値段が出ている画面部分は自分で画像を作り、印刷したものです。
・ペン立て
ペン立ては、紙ストローです。
色紙貼ったり何かデザイン付けようか悩んだんですが、なんだかんだこの素朴な感じが合うかな?と思ってそのまま使ってます。笑
レジと置いてみるとこんな感じです。
・時計
時計は、フリー素材を印刷しただけのものです。
針が動くとかもっと凝った作りにしようと思ったんですが、とりあえず今のところこれで良いかな?と思ってそのまま…笑
また気が向いたら時に作りなおそうかな?
・貸出バッグ
ストレンジャーシングスの劇中では、こういうバッグって出てこないんですが、レンタルショップといえばビデオ入れるバッグだよね!と思い、作ってみたけどこれって日本的な考え方なのだろうか…笑
バッグは、布プリ印刷で作りました。
布プリだと好きな色や柄で印刷できて便利です。
・掲示物など
劇中に出てくるものを色々と再現して作ってみました。
ビデオ返却に関しての案内は、壁に設置するので裏側はマグネットです。
このスマイリーのマークは劇中でも出てくるんですが、劇中だと恐らく天井からぶら下がっています。
天井がないので、テグスを付けてピンタイプのマグネットにぶら下げています。
ちなみに、印刷用紙は下記を使用しました。
結構綺麗に印刷できるので気に入っています。
・ビデオテープ
一番大事なものがやっと出てきた感ありますね…笑
ビデオパッケージは、印刷したビデオのジャケットを3mm厚のスチレンペーパーに貼り付けて作りました。
※印刷用紙は掲示物の時と同じです
また、ビデオテープ本体は2mm厚の厚紙を適当な大きさにカットし、黒いマスキングテープを貼りました。
背表紙には白のマスキングテープを貼っています。
・壁沿いの棚
壁沿いに置く棚も厚紙で作りました。
木目の部分は木目印刷した紙を貼っています。
上部分をライトで光らせかったので、看板の時と同じくプラ板に転写シール(白地タイプ)を貼り付けて作っています。
壁に固定しやすいように裏側にマグネットシートを貼りました。
設置するとこんな感じで、
後ろからライトを当てると、看板と同様に光が透けて良い感じになります。
・棚
店内に置く棚も厚紙で作り、側面の木目の箇所は木目印刷した紙を使ってます。
側面には、先ほど壁にも設置した掲示物と同じものを貼り付けました。
店内に設置するとこんな感じです。
これで家具や小物は一通り揃いました!
◾️制服
最後に、店員の制服を作りました。
劇中だと店員はロゴ入りのグリーンのベストを羽織っているので、同じくグリーンのベストを作りました。
また、シャツとパンツも作ってみました。
服のイメージは、まさにスティーブです。
腕時計は、以前aquaさんが載せていた作り方を参考に作りました。
私の場合は、あまり手間をかけたくなかったので、セリアのレザーベルトにミニチュアのボタンを付けました。
文字盤は自分で作ったデザインを印刷した紙を貼り付けてます。
aquaさんの作り方はこちらに載せておきます。
◾️完成
ということで、すごく長くなりましたが…
完成したので写真を撮ってみました!
我ながら最高に良い…
劇中のショップとはまた雰囲気違って、ちょっと地下にありそうな感じもいい…
最初に述べたように、今回は解体できる組み立て式として作ったので、全てバラバラにできます。
◾️おまけ
・光漏れには黒画用紙
セリアのドールハウスベース、とても良いんですが接着しないままだと“隙間”ができてそこから光が漏れてくるのが難点で…
なので、黒画用紙をこんな感じで切って折り曲げて、
外側の角のところに置いて、
コードフックで固定しました。
これだけでもかなり変わります。
・ミニチュアは1mmでも印象が変わる
実は、完成前にビデオを一度全て作り直しました…
まずは最初に作ったビデオがこちら。
棚に対しては少し大きくて圧迫感があるように感じます。(少なくとも私はそう感じる)
なので、1.5mmほど小さく作り直しました。
最初より収まりがいい感じしませんか…!?
すると言ってくれ!笑
何が言いたいかというと、ミニチュアって1mmでも変わると印象が変わるよね、ということです。。
作り直して良かったけどめちゃ大変だった…
シュワちゃんの顔見すぎて夢に出てくるかと思いました…笑
・意外と印刷した色紙や木目が優秀だった
今までは、壁や家具に貼る画用紙などを買ってきて作っていました。
もちろんそれでも良いんですが、好みの色の画用紙探しとか結構面倒くさいんですよね…
なので、今回は自分で印刷したものを使ってみましたが、これが結構良い感じでした…!
もちろん拘りだすと物足りないかもしれませんが、私みたいに塗装が苦手で家にプリンターはある、という方には良い方法のひとつかな?と思います。
また、木目も今までバルサ材塗ったり、木目調のマスキングテープ貼ったりしてましたが、印刷でも意外といける…!と思いました。
フリー素材でも木目ありますしね。便利な時代だなぁ。
◾️少し遊んでみた
せっかくなので、映画大好き設定のチャコールネコのお姉さんに最初のお客さんになってもらいました。
◾️さいごに
レンタルビデオショップは実は前々から作りたいとずっと思っていて、今回やっと形にできました…!
正直、ビデオに触れていた時代は子供の頃くらいでそこまでハッキリと記憶にはないんですが、作ってみて改めてレンタルビデオショップって良いなぁと。
もちろん、今はサブスクでいつでもどこでも気軽に好きな作品を楽しむことができますが、それがなかった時代にしか感じられないものがあったと思います。
めちゃくちゃ色々なサブスク契約してますし、懐古主義になるつもりもないですけどね!笑
その時代にはその時代の良さみたいなものもあるなぁと思います。もちろん不便なところも含めて。笑
また、今回箱型を久しぶり作ってみて、やっぱりこの形のものづくりって好きだなぁと思いました。
決して広くはない空間ですが、その中で置きたいものを取捨選択して空間作りをすることに楽しさがあります。
まさにギュッと詰め込んでいる感じが好きなのかもしれません。
また次もドールハウスベースを使って何か作ってみたいなぁと思いました。
次作る時は今回使った壁を活用するのも良さそうですし、また新たなベースで作るのも楽しそうです!
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。
このnoteが誰かの創作の後押しになれば嬉しいですし、「久々にこの映画観たくなった…!」とか思ってもらえたら最高だなぁと思います。
ストレンジャーシングス5もそろそろですし、その布教にもなれば嬉しいな…笑
◾️追記(2024/11/03)
・コードフックでの壁紙固定
真っ直ぐのバージョンのコードフックを買って、壁紙固定に使用してみました。
コーナー部分のコードフックと同様に、先の狭くなっているところはカットしました。
(上の写真はまだカットする前)
壁紙固定はマグネットでもできますが、こっちの方が見た目的にはいいかも?
・収納について
作った組み立て式撮影セットの収納についてですが、100均などでも販売している書類ケースを使ってみました。
ドールハウスベースのボード(3枚)を入れない場合は、厚みが4cmくらいの書類ケースに入りました。
ボードも全て入れる場合は、厚みが6cmくらいある書類ケースが良かったです。
私の場合、ボードは他のお店などと共有するかもしれないので別保存にしておこうと思います。(なので、とりあえず厚み4cmの方を使います)
書類ケースでの収納だと重ねておけますし、撮影時も使いやすくて良いかな?と思ってます。
細々したものは、小さめの箱に入れてケースに入れると安心かもしれません。