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♪『小さな畑』


■歌詞



『小さな畑』


波にあらわれた 小さな家の小さな畑
一度は逃げ出すことを思っていた
あの日あなたが
ここで泥と戦ってくれなければ
あの日あなたの
こつこつ器を洗う背中に出会わなければ
きっと 放り出していたでしょう
家も 畑も この風景も

今はまだ 海へと足は向かないけれど
ビルの街から ここへとやって来る
この小さな畑が 待っている気がして

友が送ってくれた 秋蒔きの蓮華草
待ちきれずに 春だけれど蒔いてみた
その種は
見事に芽吹き 海風を緑に香らせ
菜の花は土と
蝶々たちを癒し また種を蓄えて
私に勇気と進む力をくれた
あの日のあなたの背中のように

今はまだ 妻を喜ばす実は生らないけれど
二人並んで 腰を屈めていると
この小さな畑に 守られている気がして

今はまだ 海へと足は向かないけれど
あの日あなたが尽くしてくれた この器は
私に勇気と進む力をくれる

あの日あなたが尽くしてくれた この家が
この小さな畑が 待っているから





『小さな畑』とは

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