♪『小さな畑』
■歌詞
『小さな畑』
1
波にあらわれた 小さな家の小さな畑
一度は逃げ出すことを思っていた
あの日あなたが
ここで泥と戦ってくれなければ
あの日あなたの
こつこつ器を洗う背中に出会わなければ
きっと 放り出していたでしょう
家も 畑も この風景も
今はまだ 海へと足は向かないけれど
ビルの街から ここへとやって来る
この小さな畑が 待っている気がして
2
友が送ってくれた 秋蒔きの蓮華草
待ちきれずに 春だけれど蒔いてみた
その種は
見事に芽吹き 海風を緑に香らせ
菜の花は土と
蝶々たちを癒し また種を蓄えて
私に勇気と進む力をくれた
あの日のあなたの背中のように
今はまだ 妻を喜ばす実は生らないけれど
二人並んで 腰を屈めていると
この小さな畑に 守られている気がして
※
今はまだ 海へと足は向かないけれど
あの日あなたが尽くしてくれた この器は
私に勇気と進む力をくれる
あの日あなたが尽くしてくれた この家が
この小さな畑が 待っているから
『小さな畑』とは
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687字
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