♪『思い出の跡』
■歌詞
『思い出の跡』
1
あの日突然 僕らの暮らしが消えた
写真も ビデオも 愛する人さえも
悔しくて 悲しくて 苦しくて
怒りに震えても ぶつけるものさえ無かった
僕らは今 覚めない夢の中
異次元を生きているようで
目が覚めたら あなたに逢える
そう信じていたい
2
波の後 残った 僅かな暮らしの跡
家の基礎 庭の石 アスファルトさえも
危ないからって 一言だけで
復興の大義名分に また流されていく
僕らが確かに ここで暮らしていて
笑ったり 泣いたり 怒鳴ったり
ただ普通に 生きていた証が
少しずつ消されていく
ここに道があって
ここに家があって
ここに店があって
ここに畑があって
ここには公園があって
春には桜が咲いていた
もう一度 ここでって思うのは
我が儘なのでしょう
僕らの中に残されたのは
たった一つ
『思い出の跡』
ここで生まれて ここで育って
ここで老いると決めていた
ささやかな 僕らの思いは
ここに嫁いで ここに育てて
ここに老いると決めていた
ささやかな あなたの思いは
もう一度 ここでって思うのは
我が儘なのでしょう
ともに遊び ともに学び
ともに老いると決めていた
ささやかな 僕らの願いは
僕らの中に残されたのは
たった一つ
『思い出の跡』
ここには公園があって
春には桜が咲いていた
YouTube
『思い出の跡』とは
ここから先は
958字
¥ 150
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?