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[詩] 桜

初めて君の隣に立って息の音が聞こえた
同じ誕生日だねって目を合わせて

そんな春の日
初めて桜を綺麗と言葉にしたくなった

廊下を歩くたびにこんなにも
心臓の音が聞こえて

君が眠たそうに歩いているのを見つけて
私の頬が桜色に染まる

あなたの何が好きだったのかと聞かれると
言葉が詰まって

好きに理由はいらないって言うけれど
そう単純じゃなくなったね

心が春日和
気持ちが桜色のそんな日に
私は初めて恋をした

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