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冬のはじまりは、静かで穏やかな心と共に。
まだ暖かさが残る空気の中に、少し冷たい澄んだ冷気も混じり始めた今日この頃。二十四節気では昨日から「立冬」という季節に入り、暦では冬がはじまりました。
実家のある北海道では、もうイチョウの葉が落ち始め、いよいよ冬の景色に移り変わるようですが、私が住む東京ではようやくほんのり葉が色づき始めた頃。見ごろは11月下旬でしょうか?
外に出るたびに木々の色が移りゆくさまを楽しめる、歩くのが楽しい季節です。
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久しぶりにお花も飾ってみました。
少し冷たい色彩のブーケで冬の到来を祝福。
最近は少しだけ心に疲れがたまっていたので、凛とした静けさと高貴な中にひそむ柔らかさを感じる紫色を選んでみました。
花を選ぶ時、私はいつも自分の気持ちに寄り添う色を選びます。
元気ではつらつとしたい時は黄色やオレンジ。
優しいほんわかな気持ちの時は薄いピンクや白。
前のめりに頑張りたい時は濃いピンクや赤など。
色の力と花たちの美しさに、時々ちからを貰っています。
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夕方、ベランダを見てみると美しい満月が見えました。
冬は夜空がいっそう綺麗に見える季節。私は時々、眠れない真冬の夜にコートを羽織って星や月を心ゆくまで眺めることがあります。
都会でも、天気のいい真夜中の冬空は綺麗な星の瞬きを観ることができるんですよね。
静寂の中、凍てつく寒さを感じながらもどこかそのぬくもりある星たちのきらめきに心が溶かされるような、そんな優しさを感じる夜空。
寒いのは苦手ですが、冬が少しだけ待ち遠しくなってきました。
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今日はいつもより時間に余裕があるので、夜は家でゆっくり過ごしたいと思います。
満月だから、というわけではありませんが、
2022年にやり残したことを改めて考えて、「自分と向き合う夜」にしてみようと思います。
『やりたいことってなんだろう?』
この問いが、私は少し苦手です。
一番やりたいことから逃げている自分と向き合うのが辛いから、見えないふりをしているのかもしれません。
いつも雲がかかったように有耶無耶にしてしまうのですが、
今日は綺麗な夜空のように、自分の気持ちも少しクリアに見えるような気がするので、温かい飲み物でもいただきながら、自分と向き合ってみようと思います。
今日はそんな冬のはじまりを想う一日。
では、今日はこの辺で。
朝と夜が肌寒くなってまいりましたので、温かくしてお休みくださいね。
お読みいただきありがとうございました。