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生活習慣病の元凶となる肥満とは。

「肥満」とは、簡単に言えば太っている状態のことです。ひねりなしですな。
一方、「肥満症」は、肥満による健康障害や、過剰に蓄積した内臓脂肪に対して何らかの対策が必要な状態を指します。よく耳にするかもしれませんが、肥満には「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」の2種類があり、前者は男性に、後者は女性に多く見られるタイプです。

生活習慣病と特に関わりが深いのが「内臓脂肪型肥満」であり、そのため男性は女性に比べて生活習慣病になりやすい可能性があると言えます。

内臓脂肪型肥満があると、高血圧、脂質異常、糖尿病のリスクが高まるだけでなく、以前の記事で述べたように睡眠状態にも影響を及ぼします。肥満に関連する睡眠時無呼吸症候群は、うつ病や脳血管疾患など、他の病気や症状とも相互に関連することが、近年の研究で明らかになっています。

では、肥満の原因について見てみましょう。やはり主な原因は「食行動」にあるといえます。1日3食のリズムを崩してまとめて食べることや、夜遅くの食事にエネルギーを集中させることが、身体に負担をかけます。また、運動不足やストレスが自律神経を乱し、脂肪の代謝を妨げることもあります。その結果、イライラを紛らわせるために過食してしまい、心の状態も肥満に影響を及ぼすのです。

肥満を予防するためには、基本的に「食べすぎを防ぎ、しっかり身体を動かしてエネルギーを消費する」ことが大切です。摂取エネルギーが消費エネルギーを超えないよう、日々の生活でバランスを意識しましょう。しかし、心身に過度な負担をかけることは避けたいものです。食事は1日3食、バランス良く摂るよう心がけ、ゆっくり噛んで食事を楽しむことも大切です。夜に食べ過ぎない工夫や、質の良い睡眠を確保することも、健康的な生活に繋がります。

一人で取り組むのが不安という方は、ぜひご相談ください。生活日誌を活用しながら、一緒に生活習慣の改善に取り組んでいきましょう。


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