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適応障害になって思ったこと

投稿をご覧いただきありがとうございます。

私は今年、人生で初めての経験をしました。
それは「適応障害」になったことです。
新しい仕事、職場に適応できなかったことが原因です。

今は通院の必要もなく回復しており普通に外出もできるようになったのですが「まさか自分がこうなると思わなかった」というのが正直な感想です。
自分自身メンタルは強い方だと思っていたし環境の変化は今までに幾度となく経験してきたので今回も問題ないだろうと思っていました(が間違いでした)。

今日は私が適応障害になって感じたことや思ったことを綴ります。
同じように悩んでいたり、困っている方にとって何か少しでも参考になったらいいなと思います。


適応障害とは
特定のストレス因子によって心理的・身体的な症状が現れる状態のこと。
不安や抑うつ、行動の問題などが生じ日常生活に支障をきたす。
ストレス因子から離れると症状は改善することが多く、離れられない場合は慢性化することもある。

私は専門家ではないので間違っていることもあるかもしれませんが、原因がはっきりしているのが適応障害の特徴といえそうです。

私は診断されてからかなりスピーディーに退職をしました(仕事環境が原因だったので)。これはタイミングが良かったことと周囲の理解があったからこそできたことです。
もし引き止められていたらもっとひどい状態になって回復に時間がかかったと思います。そういった意味では私はラッキーで恵まれていたのかもしれません。

適応障害になっている時は本当につらいと思いました。
どんな状態だったか思い返してみると

・気力がなくなる
・思考力と判断力がなくなる
・笑えなくなる、何も楽しいと思えなくなる
・些細なことで傷ついて泣く、涙が止まらない
・今までできていたことができなくなる
・家事ができなくなる
・誰にも会いたくないけど一人が辛い
・出かけたくない、出かけられない
・座ったり立ったりしているのがしんどい
・横になったらなったで起き上がれない
                             など

心が鉛のようになり体も重くなりました。
だけどギリギリのところで動けてしまうので仕事にはなんとか行ってました。
それが余計に辛くて、いっそのこと動けなくなった方が楽なのではないかと思っていました。
もっとひどい状態になることを望むなんて本当はおかしいですよね。
でもそう願いたくなるほど正常な思考ができていないのです。
生きているのがつらいなぁと感じました。


世の中にはたくさんの健康になるためのメソッドや方法が紹介されています。それは食事で気をつけるべきことだったり、運動をすることだったり、さまざまです。
確かにそれも正しく必要なことだと思います。

だけど一番大切なのは健全な精神があることだと私は感じました。
それはもうすべての病気は精神の不調からきているのではないかと思うほど。

私は無添加・無農薬の食材を選びPFCバランスを考えて自分なりにバランスの良い食事を摂るように心がけていました。
運動習慣もありほぼ毎日散歩をしたり週に3、4日は筋トレをしていました。
だけど適応障害になってからは食事に気を使う余裕はなくなり外出もできなくなったため運動習慣も消え失せました。
とにかく生きているだけで精一杯という感じでなにもできなくなりました。
精神という土台が崩れたからです。

精神状態を整えることが何よりも大切で健康になるための第一歩だと強く感じました。
私が思う「健康になるための優先順位」は以下の通りです。

①精神的な安定
 ストレスを減らす、その努力をする

②健康的な食事
 バランスの良い食事を心がける、食べたもので自分の体はできている

③運動
 無理なく続けられる運動を習慣化する、できることから始める

④デトックスとセルフケア
 体に溜まった毒素を排出する、マッサージやアロマなどで自分を癒す

⑤医療的なケア
 解決できない時、困った時は専門家に相談する

精神的に元気でないとあれをしようこれをしようって行動できませんよね。
「運動はうつ病を改善しますよ~」とか「運動すれば気分が晴れますよ~」なんていってる人もいますがそんな状態で運動できるかよって思いました。


ストレスの原因から少しでも離れられるように、一人で難しい場合は誰かの助けを借りてもいいと思います。

もし自分の大切な人が心を病んでしまったら
「ストレスの原因からすぐに離れて休んでほしい」、「絶対無理しないでほしい」そう思いませんか?
「自分の心と身体を大切にしてね」そういった言葉をかけませんか?
「美味しいごはんを一緒に食べよう」って気分転換に連れ出しませんか?

自分自身にもそうしてあげてほしいなと思います。

人のことはよく分かるのに自分のことになると途端に後回しにしてしまいます。自分のことをもっともっと大切にしましょう。

自分を責めすぎず、自分で自分を守ってあげること
そしてストレスを感じたら全力で逃げる、逃げる努力をすること
これが大切なんじゃないかなと。

とにかく生きていればなんとかなる、そう思いました。


「適応障害はその人個人に問題や欠陥があるのではなく
置かれた環境や状況によって誰にでも起こりうるもの」

そう声をかけてもらえて私は安心しました。
自分に問題があって自分が悪くて自分が不甲斐ないからこうなるんだと思っていました。
それは違うよと、あの時言ってもらえてとても救われました。
今となっては私もそう思います。
適応障害になってしまった人が悪いのではありません。

当たり前のことですが人によってストレスを感じる度合いや状況は異なります。
自分が大丈夫だからと言って他人も大丈夫だとは思わない方がいいです。
自分のことすらよく分かっていないのにもっと分からない他人のことに簡単に口出しなんてできません。
想像力を働かせて他人に対して思いやりを持つことは大事だなと、自戒を込めてここに書きたいと思います。


最後に
自分を大切にしましょう。
心の健康がほんとうに大事です。
ストレスを手放して、ゆっくり休んでください。
元気になったらまた前を向いて歩いていけるのです。
自分を大切にしましょうね。


とりとめのない内容で読みにくい文章になってしまいすみません。
それでも最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。
何か参考になれば嬉しいです。

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