第4話 Massage is Message 〜身体に宿る記憶〜
フリーダムがジンジャーティーを飲み終え、私たちは「see you tomorrow 」と心目と目で合図を交わし、それぞれの時間の流れへと別れることにした。私はフリーダムの光に透ける金色の髪の毛が好きだった。腰まで届く一つに束ねた三つ編みが好きだった。笑った時の、目尻にできる皺が好きだった。若草色のパンジャビ姿が好きだった。世界を美しく見ている、彼女の魂が好きだった。お姉ちゃん。そう、年の離れた気の合うお姉ちゃんのような、不思議な懐かしさがあった。
彼女のちょっとした仕草が私