お鍋の薬味で冬を乗り切ろう
インフルエンザと新型コロナが大流行中。実際、最近、日曜在宅された先生の情報では、両方とも蔓延している模様です。このような患者と家族には「うがい・手洗い」などの生活指導を加えることも自然と増えますが、せっかく漢方のクリニックに来院されたのですから、何かとくすね話しをしたいと思います。
患者さんから「他に何か気をつけることは?」と質問を受けることがありますよね。そんな時、先生はどう説明されますか。手洗いの励行、部屋の湿度管理、なるだけ外出を控えること、カラダを冷やさない衣服などの生活指導は当然ですよね。私はそれに加えて、冬の健康食である鍋料理やお粥の話をします。
「医食同源」とか「薬食同源」という言葉はよく耳にします。漢方外来を受診される方の多くはそのような話を楽しそうに耳を傾けてくれます。今回は陰陽五行説を廃した古方の立場から、浅学非才の身を顧みずまとめてみました。
テレビのCMだけでなく、一般の家庭や職場の忘年会・新年会でも鍋を囲む機会が増えるようです。毎年、それまでに味わうことの無かった鍋が流行しますが、どうやら今年は「トマト鍋」がその候補のようです。イタリア風の鍋とのことで私も一度食べてみたいと願っています。トマトの有効成分であるリコピンは熱で活性が失われないとのことです。そんなトマト鍋以外にも、もちろん水炊き、しゃぶしゃぶ、寄せ鍋など寒い季節ならでは料理が団らんを飾ることでしょう。さらに、全国各地にはその土地の名物鍋(博多のもつ鍋、北海道の石狩鍋など)があり、これも旅の楽しみの一つになっています。
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