『辞めない 折れない 指示待ちでない 自分から動く部下が育つ 8つのパワーフレーズ』新刊がでました
拙書『8つのパワーフレーズ』が昨年末(2020年12月)発刊されました
今の時代にあった若手社員の育成に関して、
8つのフェーズに分け、1章から8章に向けて
上司と部下の心理的距離を近づけ、
部下の自律度を上げていく構成です
「あるある」事例も、沢山記載しています
リモートワークや、人材が多様化する今の時代
「あうんの呼吸」「空気を読めばわかる」という文化に依存しての
育成は限界があるということなのです
「言語で正しく伝えなければ伝わらない文化」の中での
育成を考えねばなりません
本書は、実は、プロローグだけで、結構ページ数があるのですが
とくに、上司に捨ててほしい3つの思い込みは
ぜひ、知っておいていただきたいと思います
昭和スタイルの育成方法では、今の若手は育たない理由を
書いています
1つ、本書に書いている事例をお話します
これは私の経験談です
ある研修のワークで「ペーパータワー」を行いました
コピー用紙を使って、高いタワーを立てるという
チームビルディングのワークです
私はこのワークを、結構使うのですが
ある日、若手向けの研修で、驚く現象がおきました
ルールを説明して、チームでの話し合いをスタートさせると・・・
あるチームは、無言でスマホ検索を始めました
皆がネットの情報を拾いだしたのです・・・
伝えたミッションは「他のチームより高いタワーをつくる」
受講者は間違っていません
私の伝達の問題でした
「研修のワークは、話し合うもの」という、過去の経験にとらわれた
伝え方をした私と
「情報を活用して効率よく答えを見つける」教育を受けている世代の
受講者の違いにより
起こった出来事です
本書には、後日談、さらに起こった興味深い現象も記載しています
ぜひ、お読みいただけましたら幸いです♪
<<目次>>
プロローグ
・部下育成の壁になる、上司の3つの思い込み
・若手社員の悩み、トップ3とは
・なぜ、パワーフレーズで若手人材が育つのか
・パワーフレーズを伝える場づくりとタイプ別ハードル
・リモートワーク時代のコミュニケーション
1章 部下の自己肯定感が育つパワーフレーズ
・部下との信頼関係をつくる大原則とは
・存在を大切にする心理学的効果
・個の心が満たされると、仕事が自分ごとになる
・「かんとうし」「ねさよ」言葉で会話のリズムをつくる
・パーソナルなフレーズにする
2章 部下が自分の力を信じ出すパワーフレーズ
・本当の最速育成法
・本心を見極めようとする部下
・「表彰状型」と「栄養剤型」のほめ方がある
・些細なことほど、心に響く
・心地よいプレッシャーを与える
3章 部下の可能性を引き出すパワーフレーズ
・最強のチームづくり第1歩
・強みは跳び箱の踏み切り板
・部下の強みを見つけるコツ
・打たれ強い人材はどうやって育つのか
・強みを伸ばす育成力
4章 部下が働く意味を見つけるパワーフレーズ
・あなたの部下は仕事の意味を語れますか
・価値観は個を動かすスイッチ
・定着率・生産性を上げる意外な方法
・働く幸福度の高め方
・無気力になる人に共通している要因
5章 部下が目標を自分ごとと考えるパワーフレーズ
・KKDは、昭和の遺物
・「石の上にも3年」も待てない若手社員
・納得を引き出す伝え方
・「やりたかったことと違うんですけど」にどう対応する?
・能力と挑戦のバランスを把握する
・モチベーションが上がる新目標設定「SMART」+「M」の法則
6章 部下が期待に応えたくなるパワーフレーズ
・期待が上司のストレスになる場合、ならない場合
・育成は常に段差調節を考える
・「柵」を越える前に、「策」を打つ
・おみこし話法は、自分で考え動く力を育てる
・「大丈夫です」の言葉以外にフォーカスして確認する
7章 部下が失敗を恐れず行動できるパワーフレーズ
・なぜ若手は失敗を怖がるのか
・修羅場体験をさせる時は、親心で見守る
・部下のミスの6割は上司が原因だった
・部下が心を閉ざすポジショントークはこれ!
8章 部下が自分で考えて動くようになるパワーフレーズ
・経験をデータベース化させる
・段取りができない若手社員は、なぜ増えるのか
・残念な経験談にしないために
・この一言が、成長のエンジンになる
・ネガティブなフィードバックがうまくいく、たったひとつの方法
・不可解な反応の理由がわかった
・場面別対応(実践編)
辞めない 折れない 指示待ちでない 自分から動く部下が育つ 部下を育てる「8つのパワーフレーズ」―若手社員を育てるための「伝え方の技術」 (DOBOOKS)
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